トライアングル
□第17章
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乙「やっと明日から夏休みだー。」
柏「乙輝は2日間補習だけどね。」
乙「それを言うなよ…。」
待ちに待った夏休みのはずなのに補習スタートとはついてない
まぁ2日間なだけまだましだけど。
夏休みといえば海と祭り
昨日優子と話したように4人で遊ぶのはまだ厳しいと思う
けど昔みたいにまたみんなで遊べるようになりたいし佑紀と高橋を誘うことにした。
乙「そういや俺ら夏休み海行こうと思うんだけど佑紀も行かね？」
柏「海？」
乙「人数多い方が楽しいしさ
どうだ？」
柏「うん、いいよ。」
リクのことは優子が誘ってると思うし後はあっちゃんと高橋だな。
柏「海で優子ちゃんリクくんに取られないようにね。」
乙「は？」
柏「雰囲気に流されてとかありそうだし。」
乙「イヤなこと言うなよ…
けどもうリクに優子は渡さねぇから。」
柏「乙輝…。」
優「私がどうかしたの？」
乙輝と話してたらいきなり優子が現れた。
乙「ゆ、優子！？」
優「どうかした？」
柏「あ、今乙輝が優子ちゃんをー」
乙「ば、バカ！やめろ！」
柏「ははっ、ごめんごめん。」
優「どうかしたの？」
乙「な、なんでもねぇよっ
そ、そういやリクは誘えたのか？」
優「あーうん
予定空けておくってさ。」
乙「じゃ、じゃあ俺あっちゃんたち誘ってくるわっ。」
俺はその場から逃げるように教室を出た。
佑紀のやつ絶対面白がってたな…
あいつときどきこういうことするから心臓に悪い
聞かれてたらどうするんだよ
…聞かれて困るわけでもないけど。
敦子「乙輝ー！」
さっきのことを考えていたら廊下で声をかけられた。
乙「あっちゃんちょうどよかった
今会いに行こうと思ってたんだ。」
敦「どうかしたの？」
佑紀を誘ったようにあっちゃんも誘ったら快くOKしてくれた。
乙「じゃあ高橋も誘っといてくれる？」
敦「いいよー。」
これで全員だな
いつか必ずなんのわだかまりもなく4人で遊びたい
そのために俺は出来る限りのことをする
また3人が笑顔でいられるように。
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