トライアングル

□第19章
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優「おはよー!」




朝10時

乙輝に買い物付き合ってもらおうと思って如月家の家にやって来た。




陽「おはよーゆうちゃん
どうしたの?」


優「乙輝起きてる?」


陽「寝てるんじゃないかな?
まだ下に降りてきてないから。」


優「なんだまだ寝てるのかー。」


陽「どこか行くの?」


優「買い物付き合ってもらおうと思って。」


陽「じゃあ起こしてきていいよ?
放っとくと昼過ぎまで寝てるから。」


優「それはにゃんにゃんもでしょ。」




にゃんにゃんと遊ぶ約束してもほぼ時間通りにはいかない

迎えに来て何回私が起こしたことか。




陽「そうだっけ?
陽菜そんなの覚えてないや。」


優「まったく…
じゃあ乙輝起こしてくるね。」


陽「お願いしまーす。」




にゃんにゃんといい乙輝といい朝弱いんだから

ほんと似た者姉弟。


部屋に入ると乙輝は気持ちよさそうに寝てる

私はいつも通り大きい声で乙輝を起こした。




優「乙輝ー!」


乙「……ぅぅん……んぁ……?」


優「おはよ!」


乙「優子…どうしたんだ…?」


優「今から買い物付き合って?」


乙「…今から?」


優「部活休みだしいいでしょ?」


乙「わかったよ…。」


優「じゃあ下で待ってるね。」


乙「あぁ…すぐ行く…。」




まだ眠そうにしてたけどいっか

私はリビングで待たせてもらうことにした。




陽「起きた?」


優「にゃんにゃんみたいに寝起き悪くないから乙輝は起こしやすいよ。」


陽「陽菜そんなことないしー。」


麻「今から乙輝とデート?」




にゃんにゃんと話ししてたら奥からまりちゃんがニヤニヤしながら出て来た。




優「デートじゃなくて買い物付き合ってもらうだけ。」


麻「でも2人で行くならデートでしょ?」


陽「乙輝も早く告白しちゃえばいいのにね?
そしたら本当のデートになるのに。」


優「えっ//」


麻「ちょっとっ…
それはさすがに乙輝聞いたら怒られるよ?」


陽「あ…
ゆうちゃん今のところ聞かなかったことにして。」


優「う、うんっ。」




もう告白されてるなんて言えない

今そんなこと言ったら質問責めに合うのわかってるもん。


それにしてもにゃんにゃん乙輝のことで口滑らしすぎっ

私が乙輝好きじゃなかったらこの後気まずいところだったよ。




乙「おまたせ。」


優「あ、乙輝。」


乙「行くか。」


優「うん。」


麻「デート楽しんで来てねー。」




まりちゃんに冷やかされつつも私たちはデパートに向かった。





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