トライアングル
□第18章
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夏休みに入ったけどここのとこ部活しかやってない
去年まではあっちゃんとデートしたり乙輝やゆうちゃんたちと遊んでたりした。
自業自得で仲がこじれたんだけど乙輝のおかげで後半みんなで海へ行くことになった。
相変わらず自分より周りを優先する優しい男
かっこよさも伴ってそりゃ女の子がほっとかないわけだよ
それはゆうちゃんも例外じゃない。
「乙輝ラスト一本
終わったら休憩挟んで個人メニューだ。」
乙「はい。」
「前回みたいなことがなくならければレギュラー復活は難しいぞ。」
乙「わかってます。」
隣では陸上部が練習してて乙輝は特訓中みたい
前回の大会でなんかあったらしくて夏大では選手に選ばれなかったみたいだ。
「ボールいったぞ!」
リク「え?
わっとっと…。」
「リクよそ見してんなー!」
リク「すいません。」
お互いに先輩に叱咤されながら部活に励む
怒られた日の帰りお互い慰め合って帰ったのが懐かしい
今日帰り誘ってみようかな。
練習を終えて陸上の方を見てみるとゆうちゃんと仲良く話してた。
ゆうちゃんに自分から乙輝のほうが好きだと教えてあげてから心境の変化が訪れた。
それはあの2人が一緒にいても嫉妬しなくなったこと
前はモヤモヤして乙輝からゆうちゃんをとったりしてたけど今は違う
早くゆうちゃんが幸せになるといいなって思う
=乙輝と付き合うってことなんだけどそうなったらみんな幸せになれるんじゃないかな。
「リク飯行くけどくるかー?」
リク「今日は用事があるので失礼します。」
「そうか、じゃなまた明日な。」
先輩の誘いを断りゆうちゃんと乙輝のところへ行った。
リク「2人ともお疲れ。」
優「お疲れー
リクも今終わったの?」
乙「3人が同じ時間に終わるなんて珍しいよな。」
リク「大抵ゆうちゃんか乙輝が遅いもんね。」
優「私は自主練があるし。」
乙「俺は先輩に特別メニューやらされることが多いからなぁ。」
2人はほんとすごいと思う
サッカーは好きだけど俺は自主練も特別メニューもやりたくない
終わる時間に終わってさっさと帰りたい。
優「リクも一緒に帰る?」
乙「それとも優子迎えに来たのか?」
リク「ううん
今日は乙輝を迎えにきた。」
乙「え、俺?」
リク「ゆうちゃんいいかな?」
優「いいよ全然
じゃあ2人ともバイバーイ。」
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