トライアングル

□第37章
1ページ/4ページ




時刻は夜の11時

湯あたりした乙輝はまだ窓際で涼んでる

麻里ちゃんとにゃんにゃんは私に頑張ってという謎の言葉をかけてBARへと消えていった。


頑張ってって一体なんのことだろう

乙輝の看病?

でもだいぶ治ってきてるからそんなのいらないし…。



「ねぇ乙輝。」


「んー?」


「麻里ちゃんにさっき頑張ってって言われたんだけどなんのことかわかる?」


「ぶぅぅぅー!!!」



聞いた瞬間彼は飲んでいた水を思いっきり吹き出した。



「ちょっと、大丈夫?」


「ゲホッゲホッ…
あ、あぁ、なんでもないっ。」


「変な乙輝
私眠いから先寝るねー。」



大きな欠伸を一つして布団に入る

すると追うようにして彼も同じ布団に入ってきた。



「…乙輝?」


「今日、一緒に寝てもいいか?」


「う、うん…。」



お腹に手が回り後ろから抱きしめられるような形になった。


なんだか温泉でのことを思い出して急に触れられてるとこが熱くなる

首筋に乙輝の吐息がかかってくすぐったい

いつものことなのになぜか身体中に力が入った。



「なんか緊張してる?」


「べ、別に?」


「耳真っ赤だぜ?」



息を吹きかけられると体がビクッと反応した。



「なぁ…。」


「んっ……なに?」


「…しよ?」



なにを?って聞き返さなくてもなんなのかもうわかってる

いつもより優しい声に悪戯っぽく動く手

頑張っての意味がようやくわかってきた。


言葉にするのが恥ずかしくて小さく頷く

返事を確認するとすぐにホックを外され上向きにされた。



「優子…。」



今まで見たことのない乙輝の表情に背筋がゾクッする。



「ん…いっ……つきっ……」



キスはいつもより荒々しくて舌を絡ませ何度も降ってくる

クチュクチュ音を鳴らし恥ずかしくなるけど止められない

気持ちよくて思わず彼の首に腕を回した。



「気持ちいい?」


「うん…もっとしたい…。」


「俺も…
優子が可愛くて止められない…。」



嬉しそうに笑うとまたやってくるキスの嵐

それと同時に浴衣の中に手が入る

ブラをたくし上げ直接揉まれると初めての感覚に思わず乙輝の肩を押した。





.
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ