ヤンキーの俺と清楚な彼女

□新たな一面
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夏休みも終わって

いつも通りの日々が始まる。


しかし今日はいつもと違うことが起きた。


それは玲奈の行動


「はい、あ〜ん」


「んっ、美味いよ」


「えへへっ
よかったぁ」


昼休みの今

何故か玲奈は隣じゃなくて

俺の足の間で弁当を食べてる。


食べさせてもくれて

俺はデレデレだけど回りは意外なことに唖然としていた。


「ごちそうさま
ねぇ蓮」


「ん?」


「膝の上に乗って良い?」


「え?」


いや無理だろ

みんないるし見てるし


嬉しいけど恥ずかしくて出来ねぇよっ


「だめ…?」


「うっ…」


急に涙目になって見つめてくる。


こんなことされたら許すしかねぇじゃん…


「いいよ//」


「やったぁ♪」


あぐらをかいた膝の上に

向き合うように座ってきた。


それどころか抱きついてくる。


うわっ

当たってるよ胸がっ


こんな密着されたら
俺の心臓もたねぇよ!


「蓮あったか〜い…」


「玲奈もあったけぇよ」


それでも幸せそうな顔するから

俺も腕を回して頭を撫でてしまう


駄目だなぁ…

玲奈にはどうしても甘くなっちまう


「キスしたい…」


「へっ?」


「キスして?」


顔を上げて見てくるから

頬にキスしてやった。


「むぅー
そこじゃなくてこっち」


唇を突き出しすれすれまで寄ってくる。


いやいやいや、

それこそ無理だろっ


優希と冴江はニヤニヤしてみてるけど

南は顔真っ赤にして目を手で覆ってるし


まぁその隙間からちゃっかり見てるんだろうけど


「んっ…」


「こうやってして?」


痺れを切らしたのか

違うことを考えてるうちに唇を奪われた。


「わかったよ」


唇を押し当てると玲奈の舌が俺の唇をつつく。


これはきっと絡めたいってことなんだろう


ここまできたら俺も高ぶってきて

みんなの前だって事を忘れて舌を絡めた。


「んっ……れ…っん…」


クチュ…クチュ…


舌と舌が絡み合い、

唾液の混ざり合う音がいやらしく響く。


「あいつら絶対俺らのこと忘れてるよな」


「じゃなかったら深いキスなんてできねぇよ」


「2人がしてるの始めてみた…」


「あんまり人前じゃイチャイチャしてなかったのにね」



優希たちが何か言ってるけど

今はどうだっていい


ただ玲奈を感じてたかった。


「んんっ……はぁ…ん…」


しばらくしてると苦しくなってきたのか

胸を叩いてきたので唇を離す。


コテンッと俺の胸に頭をつけ息を整えてる。


「はぁ…はぁ…」


「ごめん
ちょっとやりすぎたな」


「ううん
嬉しかったよ」


そう言うとなれない舌裁きで

俺の鎖骨にキスマークをつけてきた。


「蓮カッコいいから女の子除けね?」


「じゃあ俺も男除けで付けとくな」


自分も同じところに跡をつけた。



キーンコーンカーンコーン



チャイムが鳴ると途端に玲奈の元気が無くなった。


「玲奈?」


「蓮と離れたくない…」


ぐはっ!

ヤべぇだろまじでっ

今日の玲奈は可愛すぎるぜ!


制服の裾をちょこんと掴んで

胸に頭をくっつけてくる。


今日は甘えたな気分だとなんとなく悟った。


俺にとってはおいしいことだからいいけどな


「学校終わったらすぐ迎えに行くから」


「うん…」


「その間だけ我慢して?」


頭を撫でてキスをすると小さく頷いてくれた。


「じゃあ後でな」


赤面してる姉ちゃんに玲奈を任せて

俺は鼻血だしてぶっ倒れてる南と
ニヤニヤしてる敦子を連れて教室に戻った。
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