キミに伝えたくて2
□山積みの問題1
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「玲奈もうすぐ2ヶ月だって」
「まだ経ってなかったんだ」
ともちんは玲奈と産婦人科に行って戻ってきた。
思ってたよりはまだ育ってなかったようだ
「あの二人に子供とは」
「このアパートでは一番乗りだね」
「けどあの二人には問題が多すぎるぞ?」
年齢に親、俐空には仕事玲奈には大学の問題
初めてのことでわからないことだらけだし
それをうまくサポートしてやらないと
「問題があったって二人なら大丈夫
ともたちもいるんだし」
「そうだね」
「子供か…」
ともちんはどこか寂しそうに外を見つめた。
「どうしたの?」
「5年も付き合ってるともや優たちよりも
2年しか付き合ってない俐空たちにはもう子供がいるんだね…」
「それは避妊しなかったからで…」
「ねぇ才我」
俺の言葉を遮りともちんは振り返った。
「とももいつか子供ほしいな」
「えっ//」
「だからお願いね」
それってつまり…
俺との子供がほしいってこと?
いつかは結婚したいってことか?
「ちょっと…
才我の顔凄く気持ち悪いんだけど…」
「気持ち…悪い…?」
「優みたい…
才我にもそんな顔あったんだ」
冷ややかな視線だけ置いて部屋から出て行かれた。
そんな顔って俺そんな酷い顔してたか?
ちょっと甘えただと思ったけど、
やっぱりともちんは冷たい…