キミに伝えたくて2

□最大の危機1
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今日はお正月
才我と初詣に行く予定

だけど…



「さむ…」


「そりゃそうでしょ
雪も積もってるんだから」



こたつに潜ってるとものところに

温かいココアを持ってきてくれた。



「ありがと」


「どういたしまして」



ココアは少し甘かった

とものことをわかってくれてる才我だからこの味になる。



「安産の御守り忘れずに買わないとね」


「今年の9月に産まれるからなぁ」


「才我もおじさんになるんだ」


「じゃあともちんはおばさんだね」


「なんか急に年取るみたい…」



二十歳でおばさんとか嫌だな


子供を見られるのは嬉しいけどさ…



「そろそろ行こっか」


「うん」



飲み終えたコップを洗って暖かい部屋を出た。



「ともちーん!才我ー!」


「優ちゃん冷たい…」



外に出ると子供みたいに優が嫌がる陽菜と雪合戦をしていた。



「何やってんの?」


「雪合戦!」


「ともちん助けて〜」


「お前はガキか…」


「うるせぇ!」



優が投げた雪の玉は才我の顔面に見事命中

怒った才我は優を追いかけ回している。


結局2人とも子供だ…



「大丈夫陽菜?」


「見るのはいいけどやるのはイヤ」


「みたいだね…」



陽菜は既に不機嫌

その内直るだろうから良いけど



「ったく…
もう行こっか
優はここに置いていく」


「あー!
悪かったからそんなこと言うなよ〜」



実はこのカップルも一緒に初詣に行く


なんだか今から先が思いやられる…。
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