キミに伝えたくて2

□人肌が恋しくなると彼氏は舞い上がる2
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今俺は大学で女の子たちの真ん中にいる


ついさっきハンカチを拾ったのがきっかけ

それで集まってきちゃったみたい


今はともちんがいないからいいけど

帰ってきたらどうなるか 考えるだけで恐ろしい。



「なんだ誰かと思ったら才我じゃん」


「ともちんいるのに女の子連れ回してんのか?」


「優みたいなことやめとけよ」


「俺みたいってどういう意味だよ!」



爽やかな朔夜と騒がしい優、

優を弄って楽しむ俐空の三人がやってきた。



「才我…?」



それと一緒にともちんも



「と、ともちん!
いや…、こ、これは違うんだ!」



焦っているとぎゅっと腕に絡みついてくる

人前ではやらないあのともちんが…



「嘘…」


「才我はとものだもん」


「マジか…」


「友美がデレた…」



普段しない行動や発言に 俺だけじゃなく、

あの三人も驚いていた。



「と、ともちん…?」


「彼女さん来ちゃった」


「じゃあ俐空く〜ん♪」


「え、俺?」


「じゃあ私朔夜にしよ♪」


「り、りんちゃんに怒られちゃうっ」


「優さ〜ん♪」


「は〜い!」



ともちんが来てみんな三人に散っていった。


なんだかんだデレデレしてるから後で怒られるだろうな


優に至っては自分から向かってるし…



「才我?」


「は、はいっ」


「才我もデレデレしてた」


「そ、そんなこと…」


「ともだけ見てて?」


「どうしてそんなに今日はデレるの?」


「ともがデレちゃいけないわけ…」


「あ、いや…」


「別に才我のためにデレてるんじゃないから//」



か、可愛い…

言葉とは裏腹に体は俺に引っ付いたまま


ツンデレはいろんな意味で恐ろしい…


怒ったときは恐すぎて

デレるときは可愛い過ぎる!

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