キミに伝えたくて2

□近づいてくる出産1
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月日は流れて何時の間にか子供が生まれるまであと3ヶ月

学年も一つずつ上がって私たちは一歩大人に近づいた。


そしてお腹の中の子も成長してもう結構大きくなってる



「重い…」


「玲奈休んでろよ
家にいる間は俺がやるって」


「ごめんね」


「いいよ」



動くのも大変で家事があんまりできない


俐空はそれを知ってるから今も変わりに洗濯をしてくれた。



「いつもありがとう」


「妊娠中くらいお礼しないとさ
普段はやってもらってるんだから」



太陽みたいな笑顔で頭を撫でられると自然と笑顔になれる



「俐空大好き…」


「俺も玲奈が大好きだよ」



横から抱きつくとそれに答えてくれる俐空が本当に好き…



「だいぶお腹も大きくなったな」


「あと3ヶ月くらいだからね」


「早く会いたいな…
俺と玲奈の子供にさ」


「俐空もお父さんになるんだよ?」


「俺が父親か…
ちゃんとなれるかな?」


「なれるよ
俐空みたいな人がお父さんだったらこの子も幸せ」


「絶対まもるから
まだ学生だけと玲奈もこの子も…」


「ありがとう…」


「性別はまだわからないのか?」


「生まれてからのお楽しみ」



本当はもうわかってるけど俐空には教えない


生まれたときに知ってほしいからね



「もう名前決めたんだ」


「女の子だったら玲華
男の子だったら蒼空
どうかな?」


「れいかとそら…
うん、良い名前だよ」


「よかった
3ヶ月後が待ち遠しい」


「もうしばらくの辛抱だね」



名前を決めてたなんて知らなかった…


でもどっちも良い名前だし


まだ2年しか付き合ってないけど、

俐空とならやっていける気がするの。


なんだかんだいってもしっかりしてくれてるもん


秘密は多いけどね…。

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