キミに伝えたくて2

□近づいてくる出産4
1ページ/1ページ

私は松井玲奈の妹の松井珠理奈

お姉ちゃんの彼氏の一個下の高校二年生


今お姉ちゃんは出産の為に入院中だからお見舞いにやってきた。



コンコン



「は〜い」


「お姉ちゃん久し振り」


「珠理奈っ
来てくれたの?」


「うん!あ…」


「ん?」



あの人が俐空さん…

カッコイイー!



「俐空さんですか!?」


「そうだけど誰…?」


「私妹の松井珠理奈です」


「玲奈の妹か…
よろしくな」



笑顔でそう言われるとなんか胸が締め付けられる



「よろしくお願いします」


「うわっ」


「ちょっと珠理奈!」



なんだかわからないから取りあえず抱きついた。


しっかり受け止めてくれて

逆にドキドキする…。


お姉ちゃんには怒られちゃうけどしばらくこうしてよっと



「珠理奈離れてよっ!」


「え〜、もう?」


「俐空が困ってるでしょ」


「そんなことないですよね?」


「玲奈が怒ると困るかな」



仕方なく離れると俐空さんはお姉ちゃんに近寄って頭を撫でてた。



「拗ねんなよ」


「拗ねてなんかない…」


「しょうがねぇなぁ…」



俐空さんは私がいるにも関わらず目の前でキスをしていた。


そのせいでお姉ちゃんも私も顔が真っ赤に…



「なっ…//」


「珠理奈見てるよ//」


「これで機嫌直った?」


「バカ…//」



俐空さんだけは笑顔でいたけど

こんなの見たくなかったかも…



「お姉ちゃん私帰るね」


「あ、気をつけてね」


「うん
俐空さん」


「なに?」



肩に手をおいて頬に唇を押し付けた。



「ちょっ//」


「ああぁぁぁぁ!!」


「私俐空さんのこと好きみたい♪」


「へっ?」


「え…」


「バイバーイ」



扉を閉めると中から私の名前を叫ぶ声が聞こえた。


ごめんねお姉ちゃん

好きになっちゃったのは仕方ないよね?


でもいいじゃん

外から病室見た時俐空さんに押し倒されてたんだから

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ