Ｓｏ ｌｏｎｇ
□第24章
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篠田side
なーんか最近おチビの様子がおかしい
この前もサッカー以外にやりたいこと見つけるだなんて…
今までむしろサッカー以外のこと考えてもなかったのに
どういう心の変化なんだろう。
「陽菜なにか知らない？」
「陽菜も気になってはいるんだ
もうすぐ学生には楽しい学園祭もあるのにりゅうちゃん無関心なんだもん。」
「ゆっぴーは？」
「好きなようにさせてやれだって
ゆうちゃん絶対何か知ってるはずなのに教えてくれない。」
仕事を片付けながら陽菜は唇を尖らせた。
「りゅうちゃんはりゅうちゃんで勝手に部活休むし
何かあるなら言ってくれなきゃわかんないよ。」
「え、おチビ部活行ってないの？」
「だって今日キャプテンにりゅうちゃんがいないって言われたもん
あれだけ連絡してって言ったのに。」
あのサッカーバカのおチビが無断で休むなんて…
絶対また何か隠してる
多分海でいつか話すって言われたことと関係してるはず
周りにはこれだけ心配かけて…
首根っこ掴んででも話してもらわないとね
…ゆっぴーに。
「ただいまー
あ、麻里子来てたんだ。」
「おかえりー。」
「おチビどこ行ってたの？」
「あー敦子とちょっとそこら辺ぶらついてた。」
「りゅうちゃん浮気？」
「そんなんじゃねぇよ
たまたま会ったから一緒にいただけ。」
ってことは敦子も部活サボってたわけか
まぁ珍しいことじゃないけど。
「大好きなサッカーサボるなんて体調でも悪いの？」
「…っ！
そんなわけないだろ？
なんかやる気起きなくて行かなかったんだよ。」
なーんか怪しい
体調悪いってことに妙に反応してる
しかもそれを隠すなんて。
「そっか…
いくら大好きでもそんな日もあるよね
でも心配するから何も言わずに休むのはやめなよ？」
「うん、ごめん…。」
本当は本心が聞きたい
でも今問い詰めたらおチビの大事なところに触れちゃいそうでやめた。
どこか体調のことに関して壁を作ってるように見えるし
それ関係なんだろうって見てればわかる
あの様子じゃ問い詰めても言わなさそうだしやっぱりゆっぴー帰って来るの待ってよう。
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