family

□井戸端会議
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朝旦那さんと子供たちを送り出して始まるのは井戸端会議

陽希くんと由江ちゃんを眠そうにしてる俐空に預けて私たちは会話に花を咲かせる。


いつもは旦那さんの愚痴や子供たちのことについてだけど

今日のテーマは子供の人数について。




玲奈「陽菜さん子供3人いて大変じゃないですか?」


陽菜「大変って思ったことはないかな〜
うちはゆうちゃんが子供大好きでお世話してくれるから。」


友美「あったじゃん大変って言ってたこと
優奈たちが幼稚園入る前で陽希がお腹にいる時。」


陽菜「あの時はたしかに大変だったかも
ただでさえ妊娠してて動きづらかったりイライラするのにあの2人元気なんだもん。」


玲奈「優さんに似てますもんね。」




確かに凄く大変そうだったのは覚えてる

私は佐妃ちゃん妊娠してたからあんまり手伝えなかったけど

玲奈ちゃんが陽菜さんのとこに面倒見に行ってたなぁ。




陽菜「2人はどう?」


由紀「佐妃ちゃんのお転婆ぶりにはちょっと手を焼かされますけど楽しいです
女の子2人っていうのもあって朔夜さんベッタリですから。」


友美「逆に女の子2人でよかったんじゃない?」


由紀「どうしてですか?」


陽菜「男の子だったらゆきりん争奪戦になるでしょ?」




笑いながらそう言われたけど案外外れてないのかもしれない

蒼空くんが来た時の朔夜さんの表情は険しい

もし両方いたら可愛がる差は出てたかも。




陽菜「玲奈はどう?」


玲奈「私はむしろ蒼空だけじゃなくてよかったと思います。」


陽菜「俐空の嫉妬が激しいから?」


玲奈「まさにそうですね
華憐が産まれるまでの凄かったですから
今も対して変わらないのかもしれないですけど。」


陽菜「確かに玲奈大好きだもんね。」


友美「俐空〜。」


俐空「ふわぁ〜……なに……。」


友美「世界で1番大切な人って誰?」


俐空「はぁ?
そんなの聞かなくてもわかんだろ?」


陽菜「いいから。」


俐空「玲奈しかいねぇだろうが。」


陽菜「子供は?」


俐空「あいつらは2番目
誰がなんと言おうと俺にとっての1番は玲奈しかいねぇから。」




寝癖つけてだらしなく欠伸しながら言ってるのにその言葉に一切の迷いはない

答えるのが恥ずかしいものでもああやって即答できるのが俐空の凄いところ。




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