キミに伝えたくて

□恋人たちの本音2
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「そういえば
どうして俐空と付き合ったんだ?」


「粘り負けですね
ずっと思っててくれて
気持ちが変わらなかったので
いつの間にか惹かれてました」


俐空のことを思いながら話す玲奈は輝いて見える。


照れくさそうだけど

幸せそうに笑ってるんだ


こんな表情をさせられるなんて

俐空は彼氏として完璧なんだろう


「どんなときに幸せ感じる?」


「抱きしめてくれてるときです
包まれてるみたいで凄く安心しますし
幸せだなぁって思いますよ」


女の子は抱きしめられるの好きだからな〜


りんちゃんもそう思っててくれてくれたら嬉しいけど


「朔夜さんはいつが幸せですか?」


「幸せかぁ」


「ゆきりんといてどうですか」


「笑顔見てると幸せ感じるよ
俺といて楽しんでてくれるんだって
りんちゃんはわからないけど、
俺はそのときが一番幸せ」


本当は一緒にいられるだけでいいんだけど


やっぱ具体的な方がわかりやすいか


俺にも玲奈にも幸せを感じるときはあって、


りんちゃんと俐空が感じる幸せとは違う。


それでもみんないつも幸せだからこの関係が成り立つんだ。


「俐空に会いたいです…」


「俺も今りんちゃんに会いたいよ」


同じ幸せでも

俺と玲奈がいたって意味がない


それぞれのパートナーだから意味がある


思ったより恋は難しい…
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