ヤンキーの俺と清楚な彼女2

□彼女のいない時間
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馨「はぁ…はぁ…
さすが黒龍の総長だな。」


藍「私たちでも勝てないや…。」


日向「蓮凄い…。」


蓮「まだまだてめぇらに負けねぇよ。」



馨とやってたはずなのに終わった頃には藍も加わって3人でやってた。


黒龍の中で俺の次に強い馨と藍

この2人が来ても勝てるなんて俺も強くなったな。



藍「昔はあんなに弱かったのにね。」


馨「ピーピー泣いて綾さんに抱きついてた奴が逞しくなりやがって。」


蓮「だから余計なこと言うな!」


日向「蓮も弱い時があったんだ。」


蓮「…最初から強い奴なんていねぇよ。」



あいつらは油断するとすぐ昔のことを話す

俺が弱かったとか綾に泣きついたとか姉ちゃんのこととか…

まだ玲奈の前でいわねぇだけいいけど。



馨「なぁ蓮。」


蓮「あぁ?」


藍「携帯鳴ってるよ?」


蓮「携帯?」



机の上に置いてあった携帯を手に取ると玲奈からの着信だった。



「もしもし?」


[あ、繋がった…
なにしてたの?]



やべぇな…

喧嘩してたなんて言ったらぜってぇ怒られる。



「ちょっと日向と散歩してた。」


[だったらすぐ出てよ。]


「黒龍に携帯置いて来ちまったんだからしょうがねぇだろ?」


[わかった…。]


「電話してきたってことは寂しくなったか?」


[じゃあ昨日は蓮が寂しかったんだね?]


「なっ…//
ただ暇だったからだよ!」


[そっか…
私は嬉しかったよ?
蓮も同じ気持ちだったのかなって。]


「玲奈…。」



彼女と電話してると日向が俺の服の裾を引っ張った。



「なんだよ。」


日向「あれ。」



日向の指差した方向を見ると藍と馨が口パクで素直になれって言ってる。



「余計なお世話だ…。」


[なに?]


「いや、
なんでもねぇよ。」



ここにいると邪魔が入るな。



「日向も早く寝ろよ?」


日向「うん!おやすみ!」



日向を部屋に寝かせて俺は外に出た。





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