ヤンキーの俺と清楚な彼女2

□彼女のため
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蓮「はぁ〜…。」


日向「あー!
総長タバコ吸ってる!」


蓮「蓮でいいよ
日向お前なんでいるんだ?」


藍「今日は彫らない日なの。」


蓮「もうすぐ完成か?」


日向「明日で完成だって!」


蓮「よかったな。」


馨「それにしてもお前がタバコ吸うなんて珍しいじゃん。」


藍「また悩み?」



俺が吸うときは悩みかなにかがある時

それを2人は知ってる

他言するつもりなはなかったけど誰かに言いたくて別れろって言われたことだけを伝えた。



馨「それ総長もだよ。」


藍「結局綾さんは別れちゃったけどね。」


蓮「俺は別れたくねぇ…玲奈が好きなんだ。」


馨「どうするかはお前次第だけどさ
これからも危険はいつ起こるかわからないからな。」


藍「なにがあっても責任取れるならいいと思うよ。」



綾は相手が男だったしそのまま付き合っててもそんなにとやかく言われない

だけど俺は相手が女

1回傷つけてもう1度同じことがあったら…。



蓮「玲奈の親に殺されるな…。」


日向「蓮別れちゃうの?」


蓮「まだ決めてない。」


日向「好き同士なのに別れるなんておかしいね。」


蓮「大人には色々あんだよ。」


馨「まだ蓮もガキだろうが。」


蓮「うっせぇ…。」



でもなんだか少し気持ちが楽になった。


話したからかさっきよりは深刻に考えてない

日向にも好き同士で別れるのはおかしいって言われちまったし

しばらくは別れるってことを考えねぇようにしよ。



蓮「馨タバコ。」


馨「俺は吸わねぇよ。」


藍「きっと聞けばみんな持ってるよ。」


蓮「日向おっちゃんたちに聞いてこい。」


日向「はーいっ。」



自分じゃまだ正々堂々買いにいけない

こういうときは大人のもらうのが1番だ。



藍「それで親との話は玲奈ちゃんに言わないの?」


蓮「言えるわけねぇだろ似たようなことでちょっと喧嘩してんだから。」


馨「さっさと謝っちまえよ?」


蓮「わかってる。」



俺が言ったことと親が言ったことは同じ

玲奈は否定したけど結局は肯定された

もし俺から別れを告げたらあいつはどれくらい傷つくんだろう…。





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