ヤンキーの俺と清楚な彼女2

□恋人
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蓮「さっき玲奈を家から連れ出した時多分親に見られてた。」


玲奈「もう大丈夫だよ。
私は何言われても蓮のこと好きだから。」



その言葉を聞くと安心と共に後悔が押し寄せる

玲奈にしてきた嫌がらせの数々

どれだけ傷つけたんだろう。



蓮「俺のこと殴っていいよ。」


玲奈「どうして?」


蓮「玲奈を傷つけた。
このままじゃ俺の気が済まない。
だから殴れ。」



自分の首から玲奈の腕を離れさせ一歩後ろに下がる

そして目を閉じた。



玲奈「わかった。
…じゃあ、行くよ?」


蓮「あぁ…。」



しばらくすると頬にペチッという音がしたけど全然痛くなくて

代わりに唇に柔らかい感触がした。



蓮「れ、玲奈?」


玲奈「これで許してあげる。
私には蓮を傷つけることなんてできないから。」



そうふわって笑う彼女はやっぱり優しくてこんな最低な俺を受け入れてくれる

こんないい彼女ほかにいねぇな…。



蓮「俺今誰よりも幸せだと思う。」


玲奈「蓮が幸せっていうの初めて聞いた。」


蓮「幸せって感じたことなかったからな。
でも今は玲奈と付き合えてる自分が幸せだって思えるんだ。」


玲奈「よかった。」


蓮「そろそろ帰るか?」


玲奈「うん、でももう少し蓮といたいかな…。」


蓮「じゃあ家来る?」


玲奈「うん。」



玲奈を乗せて自分の家に戻る

俺の部屋に入って2人でベッドに座ればもう後は何するか玲奈もきっとわかってる。


いつもより熱っぽい表情で甘い瞳で見つめてくる

これに応えない男はいないだろう

俺たちの体は暗闇のベッドに静かに沈んでいった。




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