トライアングル

□第1章
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優「うわぁ…。」


乙「すげぇ人混み…。」




校門をくぐり昇降口に行くと既に人はたくさんいた。



みんなは張り出されてるクラス分けの紙にたむろってる。




優「これじゃあ見えないね。」


乙「俺は見えるぜ?」


優「それって嫌み…?」


乙「優子小せぇから代わりに見てきてやるよ。」




ちょっとした意地悪を含めて人混みに向かった。



けど優子と同じように小さくて見えなくて困ってる女の子たちを発見


人混みがなくなるのを待ってちゃ時間がなくなる


一緒に見てきてあげよっかな。




乙「あのさ。」


「は,はい!」


乙「君たちもクラス分けの紙見えなくて困ってんの?」


「うん…。
私たち小さいから。」


乙「じゃあ俺が代わりに見てきてやるよ。
名前は?」


高「高橋みなみっす。」


彩「梅田彩佳です。」


板「…板野友美。」


乙「高橋と梅田と板野ね。
ちょっと待ってて。」




名前を聞いて中央くらいに行けば紙が見えた。



すべての紙を確認してすぐ人混みを抜ける。




乙「高橋がAで梅田B、板野はKだったよ。」


『ありがとうございます!』


乙「板野は同じクラスだったからよろしくな。」


板「…よろしく。」




それだけ言って優子の元へ戻った。




乙「お待たせ。」


優「どうだった?」


乙「俺と優子はKだったよ。」


優「リクとあっちゃんは?」


乙「残念ながらAだ。
リクと離れて残念だったな。」


優「そ、そんなこと!」


乙「冗談だって。
教室行こうぜ?」


優「もう乙輝!」




後ろから追いかけてくる優子から逃げながら教室へ走った。



俺もあの2人と離れたのは残念だけど優子が一緒でよかった。





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