トライアングル

□第2章
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「今日各自で部活見に行っておくように。
明日どこに入るか決めてもらうからな。」


『はーい。』


「じゃあ解散。」




今日は体験入部があって私が入ろうと思ってるバスケ部は入部テストがある


原則身長160cm以上の人しか受けられないけどそれ以下も稀に受けれるらしい


これでも中学の時はキャプテンだったんだ


小さくてもバスケができるってこと見せつけてやる。




乙「優子はもちろんバスケ部に入るんだろ?」


優「そのつもり。」


乙「頑張れよ。」


優「乙輝…。」


乙「お前なら大丈夫だから。」


優「うん、ありがとう。」




もう入る部活が決まってる乙輝と一緒に体育館へ行った。



期待を裏切らないためにも頑張らなきゃ。




「じゃあ今から入部テストを始めるね。
30人の中から10人にしぼるからみんな頑張って。」




この中から10人か…


みんな身長高くて上手そうな人たちばっかり


けど私だって負けない。




「次の人。」


優「1年K組の大島優子です。」


「身長は?」


優「152cmです。」


「152か…。」




私の身長を聞いて先輩たちは困った表情をしてザワザワなにか話してる


予想はしてた

だって原則身長160cm以上だもん


それでも受けられるって思ってたけどそう甘くなかった。




「入部テストの紙は見てきたんだよね?」


優「はい。」


「悪いけど152cmじゃダメなの。」


優「え…。」


「見てわかるようにみんな160以上。
それ以下でも158はみんなあるの。」


優「そんな…。」




回りに私より小さい人はいないし160以下もいない


身長のせいでバスケができないなんて絶対嫌なのに…。



諦めなきゃいけないのかなって下を向いたら大きな手が頭に乗った。




乙「大丈夫だ。」


優「乙輝…。」


「い、乙輝くん!」


乙「先輩、
身長ってそんなに大切なんすか?」


「当たり前でしょ?
小さかったらカットもされやすいしシュートもできない。」


乙「けどヘタクソだったら使い物にならないっしょ。
優子には身長を上回るスピードと技術がある。」


「スピードと技術ねぇ…。」


乙「勝負してやってくれませんか?」


「勝負?」



乙「1対1をして優子が勝ったら入れてやってください。」


「その相手は誰でもいいの?」


乙「いいっすよ。」


「じゃあうちで1番背の高いセンターとやってもらうわ。」


乙「わかりました。」


優「ちょっ、
ちょっと乙輝っ。」




勝手に話を進める乙輝を体育館の外へ引っ張った。




乙「なに?」


優「あんな勝負勝手に進めないで!」


乙「迷惑だったか?
泣きそうな顔してるから助けてやったのに。」


優「そ、それは…。」


乙「あんな身長高い奴には勝てねぇか?」


優「そんなことない。
やってもいないのに私は諦めないから。」


乙「それでこそ俺の幼なじみだ。」


優「ありがとう…。
乙輝が作ってくれたチャンス絶対成功させるから。」


乙「信じてるぜ。」





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