トライアングル
□第5章
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麻「優子今日は家でご飯食べなね。」
優「どうして?」
陽「ゆうちゃん家今日夜遅いみたいなの。
さっき聞いたからおいで?」
さっき聞いたってことは姉ちゃんたち1回帰ってきてんじゃん
道わかるくせに…
危ないからどっちにしろ一緒に帰るとこだったけどさ。
優「じゃあそうする。」
乙「風呂入ったら来いよ?
窓開けとくから。」
優「ありがとう。」
一旦優子と別れて家に入った。
陽「懐かしいなぁこの家も。」
麻「お母さんたちは相変わらず?」
乙「そうだよ。
優子のとこに世話になってる。」
麻「乙輝の気持ちも相変わらずみたいだけど?」
乙「な、なにがっ。」
陽「ゆうちゃんのことまだ好きなんだ。」
乙「いいだろ別に//」
『か〜わいっ♪』
乙「ふ、風呂入ってくる!//」
2人がいると絶対優子のこと聞かれるから恥ずかしい//
俺が小さい時から一途に片思いしてるのを姉ちゃんたちは知ってる
応援してくれてるし将来の妹は優子しか許さないって言ってくれるのも嬉しい
けどこうやって質問攻めに会うのだけは勘弁だ。
乙「優子大丈夫かな…。」
風呂の1人の時間に考えるのはいつも大抵優子のこと
付き合ってないけど好きだから考えちまう
今日は特に元気なかったし怒られてるの見たから余計に心配だ。
乙「優子…。」
優「なに?」
乙「うわぁっ!」
独り言の筈だったのに返してきてしかも顔を覗かせたからビックリして危うく溺れるとこだった。
優「大丈夫?」
乙「あ、あぁ全然平気っ。」
優「もうすぐご飯できるって。」
乙「わかった、ありがとな。」
今思うとこの家には女が3人もいるんだよな
それで男は俺1人…。
乙「……。」
考えんのやめよっ//
恥ずかしくなってくる//
麻「乙輝できたよ〜?」
乙「今出る!」
変なこと考えると心臓に悪いだけだっ。
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