トライアングル

□第6章
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水着見た後もいろんなとこを回って服を買った。



今日はリクに選んでもらったのがほとんどでなんか新鮮


普段あんまり着ない色とか買ってみたり


久し振りに凄く楽しかった。




リク「そういえばゆうちゃんって好きな人いないの?」


優「好きな人?」




帰り道突然そう聞かれた。


もちろんリクだけどあっちゃんがいるのに告白なんて絶対できない


でもいないとも言えなかった。




優「いるよ?」


リク「それって乙輝?」


優「ちがうよ。
だって乙輝は幼なじみだもん。」


リク「そっか。
告白しないの?」


優「できない。
その人付き合ってるから。」




遠まわしにリクのこと言っちゃったけど気づいてないよね?




リク「俺も実は今気になってる人がいるんだ。」


優「あっちゃんいるのに?」


リク「あっちゃんは好きだよ。
けどその人のことも気になるようになっちゃってさ。」




リクはあっちゃんだけじゃなくてもう1人好きな人がいるんだ。



いいなぁ…

リクに思ってもらえて。




リク「その人は俺が好きになってるって全く気づかないんだ。」


優「そりゃそうでしょ。あっちゃんと付き合ってるんだから。」


リク「じゃあ別れたら付き合ってる?」




立ち止まって私の目をじっと見てくる


…どういうこと?




リク「俺ゆうちゃんが好き。」


優「ぇ…。」


リク「あっちゃんと付き合ってるけどゆうちゃんが好きなんだ。」


優「そんな…。」


リク「ゆうちゃんは俺があっちゃんと別れたら付き合ってくれる?」




突然のことに頭が回らない


リクが私を好き?

あっちゃんがいるのに?


別れたら付き合ってるってそんなことっ


できるわけないよ…。



リクは好きだけどあっちゃんは大切な親友


裏切って私が付き合うなんてことできない…。




リク「ねぇ、ゆうちゃん。」


優「私帰るねっ。」




このままここにいたら流されちゃいそうで怖くなって走って帰った。



ずっと大好きだったリクに告白されたのは嬉しい


でもこんな告白なんで私は受け入れられない。



あっちゃんが親友である限り私には無理だよ…。





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