トライアングル

□第20章
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乙「何話って?
俺部屋近づくなっていったじゃん。」




すごい不機嫌みたいだけど関係ない

優子の身の安全の方が大切だから。





麻「単刀直入に聞くけどあんた優子に手出したよね?」


乙「な、なんでだよ。」


陽「ゆうちゃんの首にキスマークあったの
本人に聞いたら乙輝につけられたって言ってたもん。」


乙「それは…。」


麻「付き合う前に手出すなんて乙輝最低だよ。」


乙「あれは優子が悪いんだよ!
好きな女にあんなことされて理性なんか保ってられるか!」




乙輝の話を聞いてみると確かにその状況はキツイかもね…

10年以上片想いしてる相手とそんな状況に追い込まれたら我慢なんかできないか。





陽「告白もできないのにキスマークはつけれるんだ。」


乙「告白ならだいぶ前にしたよ…。」


麻「そうなの?」


陽「返事は?」


乙「聞かなかった
優子の好きな人がリクだってこと知ってたし
あいつには好きな人と幸せになって欲しいから。」


麻「乙輝…。」




ほんと優しいんだから…

手出せるならなら優子自分のものにできるでしょ。




乙「それに今回のことで怖がらせちゃったみたいだし
もう一回告白する勇気無くした…。」


陽「自分に脈あるとか思わないの?」


乙「まぁ…
毎日部屋に行ったり来たりしてたらその気あんのかなとは思うけど…
幼馴染だからかもしれないし…。」




優子のこと見てるとその心配はないも思うな

乙輝をみる目がだんだん変わってきてるの気づいてないんだ…。


でも気づかないか

乙輝自分のことになるととことん鈍感だから。




乙「そういや言っとくけど俺片想いの段階で優子に手出したりしないから
理性飛ばなければ…
好きなやつに嫌われることしたくないし。」


陽「えらいっ
さすが陽菜の弟。」




よかった最低男に弟がならなくて

そろそろ2人が付き合えるようにならないかな〜

可愛い弟のために一肌脱いであげますか。





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