ヤンキーの俺と清楚な彼女
□Let's enjoy
2ページ/4ページ
「うわぁこれ可愛い!」
「これも可愛いよ!」
2人は水着売り場に着くと楽しそうに物色し始めた。
俺と冴江はそんな二人を見て楽しむ。
変態じゃねぇぞ?
ただ彼女が楽しそうにしてるの見ると
こっちまで楽しくなってくるってことだから!
「蓮これどお?」
水色か…
白でも良さそうだけどな。
「俺は水色より白の方が良いと思うぜ?」
「白か…」
「黒とかも似合うと思うけど」
「じゃあ試着してみるね」
「あぁ、わかった」
玲奈は黒と白の水着を持って試着室に入っていった。
ん?試着?
ちょっとまて試着だと!?
どうしよ、玲奈の試着なんか見たら…
試着室の前であたふたしているとカーテンが開いた。
「どう…かな?」
俺の想像を簡単に超えやがった。
黒のお陰で玲奈の白い肌が余計白く見えて、
そこから細い脚と手がスラッと伸びる。
胸は…まぁ仕方がない…。
でも、なんか、色々とヤバいッ
「…ダメだった?」
「い、いや全然!
逆に可愛すぎてヤバい…//」
「そっか//」
2人して顔を赤くし俯いてしまった。
いや誰でもこれ見たらヤバいって。
顔を上げてもう一度玲奈の姿を上から下まで見る。
みんなにこの姿見てほしいんだけど…、
それと同時に誰にも見せたくないって言う独占欲が生まれる。
そんな自分が何だか嫌になった…。
「どうかしたの?」
険しい顔をする俺を見て首を傾げる。
それすげぇキュンとするんだよな。
「蓮?」
「玲奈の水着姿誰にも見せたくない」
俺がそう言うと玲奈は顔を真っ赤に染めた。
「見てほしいけど見てほしくない。
よく分からないんだ」
「でも、嬉しいよ」
「え…?」
「どっちにしても嬉しい」
「そっか…」
良かった重いって言われなくて。
「水着黒にするね」
「わかった」
玲奈はカーテンを再び閉め着替えた。
「蓮も男になったな」
「冴江…」
「俺も最初りんちゃんに同じこと言ったよ。
まぁ今でも他の男に見られるのは嫌だけどね」
「姉ちゃんはなんて言ったんだ?」
「同じだよ、嬉しいって」
「そうなんだ…」
「多分女の子は何かしら反応された方が嬉しいんだよ」
「何話してるの?」
いつの間にか会計を終えた姉ちゃんと玲奈が戻ってきた。
「りんちゃんが可愛いって話し♪」
「もう、冴江ちゃんてば//」
「姉ちゃん何色にしたの?」
「白だよ」
「黒じゃないんだ」
「何で黒?」
「腹黒だか…いてッ」
本当のこと言っただけなのに叩かれた。
「じゃあ私たち冴江ちゃんの家行くから」
「うん、またね」
「もっと男になれよ」
「うるせぇ、余計なお世話だ」