ヤンキーの俺と清楚な彼女

□Let's enjoy
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「うわぁこれ可愛い!」

「これも可愛いよ!」



2人は水着売り場に着くと楽しそうに物色し始めた。


俺と冴江はそんな二人を見て楽しむ。

変態じゃねぇぞ?

ただ彼女が楽しそうにしてるの見ると

こっちまで楽しくなってくるってことだから!



「蓮これどお?」


水色か…

白でも良さそうだけどな。


「俺は水色より白の方が良いと思うぜ?」


「白か…」


「黒とかも似合うと思うけど」


「じゃあ試着してみるね」


「あぁ、わかった」



玲奈は黒と白の水着を持って試着室に入っていった。


ん?試着?

ちょっとまて試着だと!?

どうしよ、玲奈の試着なんか見たら…


試着室の前であたふたしているとカーテンが開いた。


「どう…かな?」



俺の想像を簡単に超えやがった。


黒のお陰で玲奈の白い肌が余計白く見えて、

そこから細い脚と手がスラッと伸びる。



胸は…まぁ仕方がない…。


でも、なんか、色々とヤバいッ



「…ダメだった?」


「い、いや全然!
逆に可愛すぎてヤバい…//」

「そっか//」



2人して顔を赤くし俯いてしまった。


いや誰でもこれ見たらヤバいって。


顔を上げてもう一度玲奈の姿を上から下まで見る。


みんなにこの姿見てほしいんだけど…、

それと同時に誰にも見せたくないって言う独占欲が生まれる。


そんな自分が何だか嫌になった…。



「どうかしたの?」



険しい顔をする俺を見て首を傾げる。

それすげぇキュンとするんだよな。



「蓮?」


「玲奈の水着姿誰にも見せたくない」



俺がそう言うと玲奈は顔を真っ赤に染めた。



「見てほしいけど見てほしくない。
よく分からないんだ」


「でも、嬉しいよ」


「え…?」


「どっちにしても嬉しい」


「そっか…」



良かった重いって言われなくて。



「水着黒にするね」

「わかった」



玲奈はカーテンを再び閉め着替えた。



「蓮も男になったな」

「冴江…」

「俺も最初りんちゃんに同じこと言ったよ。
まぁ今でも他の男に見られるのは嫌だけどね」

「姉ちゃんはなんて言ったんだ?」

「同じだよ、嬉しいって」

「そうなんだ…」

「多分女の子は何かしら反応された方が嬉しいんだよ」


「何話してるの?」



いつの間にか会計を終えた姉ちゃんと玲奈が戻ってきた。



「りんちゃんが可愛いって話し♪」

「もう、冴江ちゃんてば//」


「姉ちゃん何色にしたの?」

「白だよ」

「黒じゃないんだ」

「何で黒?」

「腹黒だか…いてッ」



本当のこと言っただけなのに叩かれた。



「じゃあ私たち冴江ちゃんの家行くから」

「うん、またね」

「もっと男になれよ」

「うるせぇ、余計なお世話だ」
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