ヤンキーの俺と清楚な彼女

□水着デート
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「昼にぐらいになったし休憩するか」


優希の一言で俺たちは久し振りにビーチに上がった。


「後は自由行動な」


「昼過ぎたらまた連絡するから」


「わかった」


みんなと別れてとりあえず俺たちは更衣室に行った。


「財布取ってくるから待ってて」

「うん」


玲奈を前に待たせて更衣室に入った。


玲奈可愛いから早く戻らねぇと

ナンパされちまう


でもこういう時に限ってなかなか見つからない

どこにしまったっけ?


探すこと10分


あった!

やっと見つかって更衣室を出た。


「ごめん玲奈、遅くなって」


どこにも玲奈がいない


「玲奈?」


周りを探してもいない


まさか連れ去られた?


足元を見ると複数の足跡と引きずられたような跡

玲奈だ…


すぐにその足跡を追った


玲奈っ

無事でいろよっ


「このキスマークは彼氏のものか?」

「やめて…くださいっ」
「そんな怖がんないでよ」

「まぁ今から遊ぶからその顔の方がいいか」


急いで追った先には

泣きそうな顔で怯えてる玲奈と男三人がいた


「おい…」


「なんだぁ兄ちゃん?」

「仲間に入れっ…ゴフッ」


頭に血が上って頭より先に体が動いた。
「俺の女に何やってんだよ…」


「こ、こいつっ
やべぇぞ黒龍の蓮だ!」

「あっ!
いや、すいませ…グッ」


抑えることなんてできなくて

ナンパ男達を殴っていた


「二度と俺の女に近づくな」


『は、はい!』


一発ずつ殴るとあいつらは逃げてった。


「れ、れんっ」


「玲奈?」


座り込んでる玲奈に近づくと首に腕を回して抱きついてきた。


「こわっかった…」


「ごめん…」


俺が離れたのがいけなかったんだ

誰かに頼んでおくべきだったのに…

俺の不注意のせいで結果玲奈が怖い目にあった


「ごめんな玲奈」


「ひっく…れ…んっ…」


「1人にしてごめん」


今の俺には抱きしめることと

謝ることしかできなくて

自分の無力さに腹が立った。


この間も玲奈の震えは止まらない


「行くよ玲奈」


玲奈を抱きかかえて俺はある場所に行った。


それは更衣室


本当は駄目だけど鍵を閉めて玲奈を下ろした。


「れん?」


「何もかも凄くタイミングが悪いと思う
でも玲奈が他の男に触れられたことも、
その水着姿も、
いろいろともう我慢できないんだ
だから嫌だったら言って
すぐやめるから」


「嫌じゃ…無いよ?
蓮でいっぱいにして」


震え怯える玲奈を俺は今から抱こうとしてる。

でもこれしかなかった。
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