キミに伝えたくて2

□最大の危機1
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才我の車に乗り込んで
数分後に毎年行っているお寺に着いた。



「やっぱり外寒い…」


「そりゃ冬だもん」


「知ってるし…」



才我と素っ気ない会話をして神社に入った。


お賽銭を入れてお願い事をする


才我とこれからも一緒にいられますように…


目を開けると才我に見つめられていた。



「何お願いしたの?」


「は?
教えるわけないじゃん」


「いいじゃん教えてよ」


「才我が本物のゴリラになれますようにって」


「おいおい…」



本当のことなんて恥ずかしくて言えないし…



「おみくじ引こうぜ!」


「優ちゃんに大凶ね」


「ええぇぇぇ!」



おみくじを引くとともと陽菜は吉

才我は末吉で優は中吉



「みんな普通だな」


「面白みが全くない」


「だから優ちゃん大凶って言ったのに」


「無茶言うなって」


「あ、忘れずに御守り買わなきゃ」



ちゃんとした安産の御守りを勝って

みんなで甘酒を飲んでゆっくりする。


数時間経って車でアパートまで帰った。



「ねぇ、あの人たち誰?」


「さぁ…」



帰ってみるとアパートの前でウロウロしている夫婦


だれかの両親ってことなのかな…



「あの…」



そう思うっていると話しかけられたから

咄嗟に才我を前に出す。



「おいっ…」


「松井玲奈の部屋はどこですか?」


「玲奈の部屋…ですか?」


「私たちあの子の親なの」


「それはどうも
玲奈が住んでいるのは二階の左です」


「ありがとうね」



そういって2人はアパートの階段を上がっていった。



「…まずくない?」


「玲奈が妊娠してること確か知らないよな…」


「こりゃまた一波乱起きるぜ」
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