So long

□第4話
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篠田side


資料室から外を眺めると目に映るのはグラウンドの運動部の子たち

その中でも一際目を引くのはたった1人先輩に混じってボールを蹴る1年生

サッカー部である篠田の小さな彼氏だった。



「頑張ってるなぁ〜…。」


「りゅうちゃん?」


「うん。
1年生なのにレギュラーなんて凄いじゃん。」



朝と業後にハードでキツい部活

さらに早く先輩に追いつくためおチビの為に用意された特別メニュー

部活の後にキャプテンとのマンツーマン練習が待ってる

毎日毎日ヘトヘトになるおチビを見てるとエースの重みを感じた。



「…って、
ニャロここにいていいの?」


「陽菜は副顧問だから大丈夫!
それにいてもなにもできないし。」



副顧問ってことを良いことに部活へ行かないニャロはここに居座り中

彼女曰く行っても邪魔になるだけらしい。



「りゅうちゃん見てるとゆうちゃん思い出すなぁ。」


「ゆっぴーは小さいのにバスケ部で苦労してたね。」


「特待生で入ったのにレギュラー落ちして落ち込んでた…。」


「けどたくさん練習して最終的にちゃんとエースになったんだっけ。」


「今のりゅうちゃんとおんなじ。
先輩と2人で居残って練習してたもん。」



兄弟揃って期待されて人一倍練習する

違うのはサッカー部かバスケ部かの違いだけ

ニャロもゆっぴーもおチビ見ると懐かしくなるか。



「そういえば知ってる?まりちゃん。」


「なにが?」


「今年になってサッカー部のマネージャーさん増えたんだよ。」


「へぇ〜。」


「どうしてだと思う?
マネージャーさんが増えた理由。」


「サッカー部の子がみんなカッコいいからでしょ?」


「それもあるけど…。
一番の理由はりゅうちゃんなんだよ。」


「おチビ?」


「み〜んなりゅうちゃん目当てで入ってきたんだって。」


「好きだから側にいたいってこと?」


「うん。
学校1のモテ男だから競争率高いでしょ?
見学すると大変だからマネージャーになったって言ってた。」



学校1のモテ男か…

確かにちょっとバカなのとチビなのを除けば完璧

そんなイケメンが近くにいたら女子高生が狙って当然

まぁ残念ながら篠田の彼氏だけど。



「部活終わったんじゃない?」



いつのまにかすぎていた時間

ニャロと話してたら部活が終わっていた。




「じゃあそろそろ行こっかな。」


「陽菜は先にゆうちゃん家行ってるね〜。」


「また後でね。」


「ばいば〜い。」



仕事の整理をしてニャロと別れ、

おそらくグラウンドに倒れているであろうおチビのところへ向かった。





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