So long

□第10話
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「なぁ麻里子…。」


「なに?」


「もういれていい?
我慢できない…。」


「いいよ…。」



微笑んだと思ったら俺のベルトに手をかけ外し出した。


麻里子にやられるとなんだか恥ずかしい…。



「琉夜…。」


「…麻里子。」



麻里子を抱きしめてキスをすると彼女もそれに応えてくれた。


首に腕を回して口を割って舌を絡めてくる

すんげぇ気持ち良くて頭が痺れてきた。



「いくよ麻里子。」



彼女が頷いたのを確認して俺は自身を麻里子の中にいれた。



「なんだこれッ…まじでッ…やべぇ…」


「あんッ……ッ…りゅうやッ……」



こんなに気持ち良いなんて思わなかった。


大好きな彼女と一つになる

敦子の時もそうだったのかもしれない

けど鮮明に覚えてなんかなくてむしろ知らないに等しい

好きだったけどあの時はされるがままだった。


けど今回は違う

初めて自分から手をかけてしたいと思った女としてる

だからこんなに暖かいんだと思った。



「くッ…まりこッ…」


「はッ…んッ…やッ…」


「やべぇッ…」



初めてというか久し振りというか…

とにかくなんか麻里子の中にいるとヤバい

我慢が続かない。



「りゅうや…もぅッ…だめッ…」


「俺もだッ…」



お互いに我慢できないから何も考えず激しく腰を振り続けた。


俺は麻里子を、
麻里子は俺の名前を呼びながら…。


そして…


「あぁぁぁぁッ…!」


「くッ…はッ…!」



俺と麻里子は同時にイッて言葉に言い表せない幸福感を覚えた。



「麻里子…。」


「頑張ったね琉夜。」


「ヤってるときでもやっぱり麻里子は大人だった。
大人の色気半端ねぇし余裕あったもん。
俺なんかいっぱいいっぱいだったのに…。」


「そんなことないと思うけどなぁ。
下から見た琉夜はちゃんと男だったもん。
ちゃんと篠田の彼氏だったよ。」


「…そっか。」



その一言だけでもすげぇ嬉しくてシてよかったっと思えた。


胸に顔を埋め麻里子に抱きしめてもらって目を閉じる

あと何回こんな思いができるだろう…

幸せもだけど不安も残った初体験

4ヶ月記念日に一つになってちょうど良かったかもしれない。





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