So long

□第16話
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「うわぁ、思ったより海冷てぇや。」


「おチビ。」


「なんだよ。」


「篠田水着の感想まだ聞いてないんだけどなぁ。」


「だ、だから似合ってるって言ったじゃねぇーか//」


「それだけ?
似合ってるなんてニャロにも敦子にも同じこと言うでしょ。」


「それだけって…
他になに言えってんだよ!」




胸はないけどスタイル抜群な容姿を見せつけてくるから逃げるように深いとこへと歩く

当然俺がギリギリの方にいても麻里子には余裕なわけで…

簡単に腕を掴まれ俺はこれ以上逃げらない

海に入っても透明な海水は水着をはっきりと写してきた。



「おチビ捕まえた。」


「だから似合ってるって言ってんだろ!」


「急だったけどおチビのために頑張って水着探したんだけどなぁ。」


「っ…//
か、可愛いよ…。」


「なんだって?」



ニヤニヤしやがって…

こいつ絶対聞こえてやがる…。




「麻里子が1番可愛いって言ったんだ!//」



嬉しそうに微笑む彼女を置いて俺は1人潜ってその場から消えた

これ以上あの場所にいたら麻里子のおもちゃにされかねないからな。




「ねぇ君1人?」


「私たちと一緒に遊ぼうよ〜」




しばらく1人で自由に泳いでたら女子大生の軍団に逆ナンされた。




「いいよ、今は1人だし。」


『キャッー、やったぁ!』


「いくつ?」
「誰と来たの?」
「いい身体してるねー」



質問責めにあいつつ体を触られ女子大生に抱きしめられる

うん、悪い気はしねぇよな

こんなとこ女子3人に見られたら殺されそうだけど…。



「ビーチバレーやろうと思ってたんだけど琉夜くんも一緒にやろ?」


「いいよ。」



半々に分かれて試合っぽくやることになった。


このこと話したら兄貴とか特に羨ましがられそうだ。




「いくよー、それっ!」


「おっと、いくぜ!」




正直バレーは苦手だけど足使えるのが良かった

俺だけサッカーやるみたいに足を使ってビーチバレーを楽しんだ。


サッカーじゃないとはいえ久しぶりにボールを足で蹴れてすげぇ楽しかった。



「はい、
付き合ってくれたお礼にラムネあげる。」


「ありがとう。」


「サッカーやってたの?」


「まぁね
お姉さんたちはバレーやってんの?
ビーチバレーにしてはレベル高かったし。」


「全員高校時代バレー部だったんだ。」


「道理で強いわけだよ。」



もし足使っちゃダメな競技だったら速攻でやられてたな…。





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