So long

□第17話
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「風呂デカイからみんなで入れるぜ
混浴もできるけどどうする?」


「別々に決まってるでしょ。」


「ふぁい…。」



ニヤニヤしながらそう言う兄貴だったけど陽菜に顔面抑えられながら拒否られてた。



「ゆうちゃんたち先入ってていいよ
陽菜たちでカレー作っとくから。」



「ありがとう陽菜
じゃあ行くぞ野郎ども!」


「へいへい。」


「やっと体洗えるー。」




風呂場に行くと3人でも広すぎるくらいの大きさの湯船があった。




「優斗の父さん凄いな!」


「ただ親父がキャンプ好きなだけさ。」



親父がアウトドア派なだけあってうちにはキャンプ用品とか揃っていていくつかの場所にコテージもある

ここはそのうちの1つだ。




「ふぅ〜良い湯加減…
それにしても琉夜が元気になってくれてほんと良かったよ。」


「そうみたいだな
遊びに誘っても全然返信くれなかったし。」


「ちょっと色々あってさ…
けどもう大丈夫
兄貴と佐玖のおかげで元気出た。」


「俺なんかしたっけ?」


「佐玖は一緒に遊ぶだけで元気出るんだよ
もっと早く遊んどくんだったな…。」




なんかわかんねぇけど佐玖には人を元気にする力がある

その元気に今まで何回救われたことか

ウザいときの方が多いけど…。



「なぁお前ら…。」


「ぶっちゃけ彼女の身体どうよ…。」


『はぁ!?』


「琉夜は麻里ちゃんとヤッたからわかるだろ?
佐玖も好きな女見て想像するだろうが。」


「いきなり何言い出すんだこのバカ兄貴っ。」


「俺は今は見てるだけでいいっていうかそれで一杯一杯っていうか//」


「って何答えてんだよ!」


「そっかそっか
時間見て頑張れよ佐玖
陽菜はとにかくナイスバディ!
マシュマロみたいに柔らかくてーそんでー」



陽菜の身体のことかと思ったらそっから聞きたくもない陽菜と兄貴の性事情まで聞く羽目になった。


首筋が弱いだとかベッドの上ではデレるだとかキスが好きだとか…

風呂上がって陽菜みたら思い返しちまうだろうがっ。




「そんで麻里ちゃんはどうよ。」


「どうって言われてもまだ1回しかしてねぇし…
そこまで麻里子の身体じっくり見てねぇよ。」


「じゃあ今日見ろ。」


「はぁ?」


「あとでゴム一個やるから。」



兄貴ヤル気満々だったのか…

結局風呂入ってる間そういう話ばっかしててのぼせそうになった。





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