family

□困った義妹1
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俐空「落ち着いたか?」


玲奈「うん…。」


俐空「あいついいって言うまで多分諦めないぞ?
珠理奈の頑固さは玲奈が一番わかってるんじゃないか?」


玲奈「そうだけど…イヤだったの…
私たちでさえ最近デートしてないのに…。」


俐空「玲奈…。」



確かに最近仕事が忙しくてデートどころか夜の営みもない

家に帰るのもまちまちで今日は久々の半日休み

玲奈が怒るのも無理ないよな….。



俐空「ごめん…。」


玲奈「久しぶりに俐空がいるのにこんなことになるなんて…。」



女の子に強く言えないのは俺の悪いところ

もし逆の立場なら俺は絶対行かせない

身内とはいえ他の男と玲奈がデートなんて死んでもイヤだ

けど俺はそんな思いを今彼女にさせてるんだよな…。



俐空「玲奈…。」


玲奈「んっ…俐空…っ……」



ごめんの意味も込めて俺の胸に顔を埋めて小さくなってる彼女にキスをした。


次第に深くしていくと首に両手が回って隙間がなくなるくらい密着してくる

俺もキツく抱きしめ返して首筋に顔を埋めた。



玲奈「前ならまだ笑って送り出せたと思うんだけどな….。」


俐空「それだけ俺が好きってことだろ?」


玲奈「うん…好き…。」



やばい…

こんな可愛い玲奈置いて珠理奈とデートなんか行きたくない

返事をした数分前の俺を殴ってやりたいぜ…。



俐空「じゃあ行ってくるな。」


玲奈「うん….。」


俐空「夜…楽しみにしてろよ…。」


玲奈「うん…//」



耳元で囁くと玲奈の顔が赤く染まる

でもそれ以上に嬉しそうだ

俺は今すぐ押し倒したい気持ちと自分の息子を落ち着かせてリビングに戻った。




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