family

□世話のかかる弟
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俐空「だからちゃんと玲奈にプロポーズしたくてさ
どうしようか迷ってて相談に乗ってもらいたかったんだ。」


才我「確かにこれは女性陣に話せないことだな。」


優「全員から罵られてビンタ食らうところだ。」


朔夜「うん、ちゃんと気づいてプロポーズしようと思っただけえらいよ。」



陽菜たちにバレてないことだけがせめてもの救いだな

玲奈はこのこと気づいてるのか?

忙しくて気が回ってなさそうだけど。



俐空「そんで参考までにみんながどうやって告白したのか教えてくんない?」


朔夜「俺はテーマパークのお城の前でしたよ
りんちゃんは俺にとってお姫様だからね。」


才我「俺は綺麗な夜景の見える場合だったな。」


朔夜「ベタだなぁ。」


才我「お前もだろうがっ!」


俐空「優は?」


優「俺は祭りかな
夏祭りは俺たちが初めて出会った場所だから。」



りんご飴がきっかけで俺たちは出会えた

夏祭りは告白した場所でもあるし思い出の場所でプロポーズしたかったんだ。


夜景もテーマパークも迷ったけど俺たちだけの思い出になる場所

そう考えたらあそこしかなかった。



俐空「思い出の場所かぁ。」


朔夜「優らしいよ。」


才我「このロマンチストめ。」


優「お前らだってロマンチストだろうが。」


俐空「みんな考えてプロポーズしてんだな…。」


才我「俐空、大切なのは場所じゃないぞ。」


朔夜「1番大切なのは気持ち
テーマパークでもレストランでも思い出の場所でもほんとはどこでもいいんだ。」


優「お前が心を込めてプロポーズしたら玲奈はどこだろうと絶対喜んでくれるよ。」


俐空「ありがとうみんな…
やっぱお前らに相談してよかったよ。」



いつの間にか俐空から焦りが消えた

酒が進んだのもあって気持ちに余裕ができたのかもしれないな。


世話の焼ける弟の相談が終わればそこからはたわいもないの話

嫁の褒め合い合戦に子供の未来話

特に佐紀と蒼空の仲の良さについては朔夜が俐空に言及していた。


そして最後に行き着いた話は嫁との馴れ初め

プロポーズと関連してそれぞれ話すことになった。





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