ラグりん〜元気溌剌娘が行く!〜

□始まりの朝
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ここはとある一軒家

大きさは2LDKくらいだろう



ppppp! ppppp!


可愛いヒヨコの目覚まし時計が鳴っていた


「ふみゅ〜・・・あと五分・・・」


ベッドでは桃色の髪の毛がモゾモゾと動いていた
声からして女の子のようだ

「伽瑠雅〜もう朝でしよ〜。起きるのでしよ〜」


すると見たこともない生き物が伽瑠雅と呼ばれた女の子を起こし始めた


「・・・ノムちゃん・・・今何時?」


女の子が寝ぼけた顔で
"ノム"と呼ばれた生き物に時刻を聞いた


「今7時20分でしよ」


「7時20分・・・・・・7時20分!!!!!」


女の子の目は覚醒し、ガバッと起き上がりパジャマを脱ぎ始めた


「ノムちゃん!朝ご飯の用意は?!」


「終わてるでしよ。トースト二枚、テーブルの上に置いといたでし。
それと伽瑠雅、はしたないでしよ。下着姿のままは!///」


伽瑠雅は下着姿のままで洗面所に向かい、習慣の手荒いうがい洗顔を済ませ、戻ってきた


「いいじゃん。ここには私とノムちゃんしかいないんだから」


「そういう問題じゃないでし」


「ふ〜ん・・っと、じゃあいただきます〜♪」


某第三の性別を持つ男の娘の早着替えよりも素早く制服に着替えた伽瑠雅はノムが用意してくれたトーストをほおばり始めた










「御馳走様〜♪」


食べ終わった伽瑠雅はトーストが乗ってた皿と牛乳を飲み干したコップを台所に持っていき、水を張った


「ノムちゃん。私が昨日作った弁当を冷蔵庫から取り出して、テーブルの上に置いてある私のバックの中に入れといて!」


「いつものでしね。わかたでし」


そういうと伽瑠雅は再び洗面所に行き歯磨きをやり始めた






「よしっ!今日もいいセンスだ・・・なんてね♪」


歯磨きを終えた伽瑠雅は両手を前に広げてリボルバーを使う山猫のお決まりポーズをとった


「伽瑠雅〜急ぐでしよ〜」


「わかってる!」


伽瑠雅は居間に戻りバックを肩にぶら下げ、玄関に直行した


「ノムちゃん行ってくるね!お留守番お願いね」


「伽瑠雅、ケータイとハンカチとポケトティシュ持たでしか〜?」


「全部持ったよ。財布もバッチシよ」


「じゃあ、いてらしゃー」


「行ってきま〜す」



バタンッ



伽瑠雅はドアを閉めると学校に向けて走り出した


「なんか今日はいい予感っ♪今日も張り切って行きましょう!」














上村伽瑠雅

ここ千葉県鴨川市に住むちょっと・・・いや、結構変わった(笑)女の子



ノム
伽瑠雅の身の回りの世話をする式神



元気ハツラツな娘が織り成す物語はどう動くのか
それは誰にもわからない



ただ、わかることは一つ



この娘は"元気ハツラツ"

ということだ








「ってイケナイ!もう40分だ!急げや急げ!スタコラサッサー!」



・・・大丈夫かな?




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