ラグりん〜元気溌剌娘が行く!〜

□自宅にて
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学校も終わり

今は家の前にいる

私は鍵を開け、中に入った


「ただいまー」

「おかえりなさいでし」

私を迎えてくれたのは

地球儀に乗っかっている謎の生き物


これは式神の乃無

大きさは地球儀を入れて六十センチくらいが宙に浮いてる



私のお兄ちゃんが、寂しく無いように付いてこさせた式神で私はノムちゃん、と呼んでいる


「ノムちゃん。見回りでなんか伝えることはない?」

「ないでし。異常なかたでし」

この子、小さい‘つ’が発音できなくてこんな喋り方になっている。まあ、そこも可愛いから良いけど

「そう、お勤めご苦労さん」

「伽瑠雅もガコウでなんかあたでしたか?」

「ん?ああ、また同級生にくすぐりアタックしてきたよ」

「でた!くすぐりでし。あまりしないほうがいいでしよー」

「分かってるって」




私は手洗い、うがいと私服に着替えてもう一つハマっているスニーキングゲームをし始めた

「またあれでしか。伽瑠雅はいつもシパイしますからねー」

「う、うるさい!上手くいかないだけよ」








「ウガー!敵さん殺っちゃったー!もうー!もう一回!」



十分後


「また失敗ー!今度こそ」


三十分後


「あー!セーブ忘れた!うえーん

「はあ………なにをやているでしか」



さらに三十分後


「そろそろ飯の時間ね。ノムちゃん、フライパンの用意して。今日は野菜炒めにするから」

「わかたでし」





三十分後


「「いただきます(でし)」」


私はノムちゃんと一緒に夕ご飯を食べている

ノムちゃんは器用に手で箸を使って食べている

「伽瑠雅、今日もおいしいでし」

「ありがとうノムちゃん!じゃあ私も食べるね」








「「ごちそうさまでした(でし)」」

「ふぅー食べた食べた。ノムちゃん、風呂の準備はしてある?」

「伽瑠雅がかえてくるまえにしておいたでし」

おお!気が利く!

「ありかとノムちゃん。じゃあ…久々に一緒にお風呂入ろっか」


私がからかうとノムちゃんは顔を赤くした

「きゃ、伽瑠雅!年頃の女の子が言っちゃあいけないでし!片付けては僕がやるでしから早くはいてくるでし///」

あはは、照れてやんの







そして十一時

「じゃあノムちゃん、寝るから電気消してくれる?」

「わかたでし」

ノムちゃんが電気を消して私はベットの中に潜り込み、ノムちゃんは自分の寝床に入った


「ノムちゃんおやすみ」

「おやすみなさいでし」



そのまま私たちは眠りについた


明日


とんでもないことが起きようとは



思わなかった
 

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