ISの革命家

□第一話 ある日の休日の事件
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3時間前


「♪♪♪〜〜♪♪〜♪」


今日も俺の鼻歌冴えてるぜ♪


って、戦国◯双の島◯近かwww」

いつも通りの一人つっこみ・・・ちと虚しい

「それにしても潮風が気持ちいいぜ」

どっかで車を止めて砂浜のどっかで昼寝でもしようかね













暫く探していると砂浜と今走っている道の間に芝生が繁っている所を見つけた


「良いとこ発見〜♪」

俺は近くに車を止めて鍵を掛けて芝生の所に行って寝転がった


空は雲一つない快晴

「〜♪良いとこ見つけたな〜」

暫く横になっていると睡魔に襲われ始めた

俺はそのまま身を委ね、意識を手放した














ドガ―――ンッ!


「うわあぁっあぁっ?!」

あまりの轟音に目を覚ました

辺りを見渡すと寝ていたすぐ近くの砂浜に大穴が空いていた

「ナンダナンダナンダナンダッ!?何が起きたのか?!」

大穴を覗くと機械的な装備を着けた女性が倒れていた

「これは・・・ISかっ!」







IS





7年前、篠ノ之束という人が女性しか扱えない兵器、《インフィニット・ストラトス》通称"IS"を世の中に発表した


その時から徐々に男尊女卑から女尊男卑の世界になった


まぁ文月学園じゃあそんなの関係なしにあったけど


「オイあんた!大丈夫か?!」

俺は女性に近づき、頬を叩いたり揺すったりした

「う、う〜〜ん・・・」

「気づいたか!」

「?・・・・・・・・・!な、なんで一般人がここにいるんですか!?」

「はうぇい?ドユコト?」

「ドユコトじゃ、ありませんっ!今ここは立ち入り禁止令が張られているんですよ!」

「・・・いつ?」

「12時に発行されましたよ!」

「じゃあ今何時?」

「13時頃だと思いますが・・・」


確か俺が寝たときは確か11時だったな


「あー・・・そのとき俺寝てたわ」

「ハァッ!?どこで!」

「すぐそこの芝生で」

「・・・・・・・・・・・・ハァ・・・」

なんか悪いことしたか?




にしても、彼女の顔をよく見ると可愛い顔しているのね





っとあんま見続けているのは失礼だな


「取り敢えず・・・穴から出ない?」

「・・・えぇ、そうするわ」

と、彼女は立ち上がり穴から出て、俺はその後ろからついていった







「ところで・・・・・・この状況ヤバくない?」

「ん?・・・どういう意味だ?」

「上、見てごらん」

俺が虚空を指差した

そこには見たこともないISが浮かんでいた



フルアーマーのISだ


色は灰色
右手にはスナイパーライフル、左手には剣
背中には促進翼

「ざっと見て第三世代型のISで試作機だな・・・しかも」

俺はポケットから機械の眼帯を取り出して右目に装着した

俺は眼帯に付いているダイヤルを回し、望遠モードに移行して再びISを見た

「ふむ・・・・・・やっぱりね」

「なにがやっぱり、なの?」

「標的が君じゃなくて俺に変わったみたい、ってことだよ」

「はあぁっ!?どういうことよいったい!?」

「解らねー。でも、狙われているのは俺・・・ヤバッ!」

空にいるISがライフルを構えこちらに銃口を向けてきた

俺はすぐに左に跳び狙撃を回避したが続けて発砲された

「ったく・・・たまったもんじゃないぜ・・・ん?」

俺は空を見上げISを見た

今、先程落ちてきたISと俺を狙っているISが戦闘を開始していた
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