タイトル未定

□Episode 1
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大阪四天宝寺中学校3年2組名無し名無し。

テニス部マネージャーは中学に入学した時からやっている。


四天宝寺テニス部は去年からサッカー部やバスケ部よりも人気でもちろんマネージャー候補も多かった。

だからかマネージャーを募集しなくなり現在のマネージャーはあたし達の学年だけになっていた。




財「何してんすか」

『っ…と。あ、光!何してんの?』

「それ今俺が聞きましたやん…ボールは1カゴずつ持っていけって白石部長がこないだ言ってたん聞いてました?」

『あー…うん」


あたしは今ボールを2カゴ重ねて運んでいる最中だった。

部活が始まる前に部室からコートまでボールを運ぶのもマネージャーの仕事。


「また昨日みたいにコケますよ」

『ちゃう!あれはコケたんちゃう!ボールの上にでっかい毛虫乗っててん!』



_____
________


〜昨日〜

白「名無し!」

『何ー?』

「何ー?ちゃうわ!ボール持ちすぎやろ!1カゴずつでええ」

『ちゃうねん。めんどいねん』

「あかん。名無しがケガしたらオサムちゃんに怒られるん俺やねんから。貸してみ、俺が持ってくわ」

『しつこいなー…分かった分かった。これだけ持っていかせて!』

「…しゃーないなぁ」




白石はようやく諦めて部室に向かって歩いていく。

勝った!

あたしもボールを持って一歩踏み出した、瞬間、乗っていた。


でっかい毛虫。



『い…っいやぁぁぁぁあああ!!!!』



あたしはカゴを捨てその場を離れようとしたらボールを踏んずけて転んでしまった。



『い…っ痛い…死ぬ…』
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