タイトル未定

□Episode 4
1ページ/7ページ





放課後、丁寧にたたんであるTシャツが入った紙袋を持ち教室を出た。


結局体育館には行くことにした。


Tシャツ返したいし。


でもまたあんなことになっては困るので直接返さず黄瀬が着替えてる間に体育館に置いて帰るという作成を練っていた。


っしゃ完璧!!



体育館に向かう。



もう部活は始まってるらしくボールをつく音と女の子の声が聞こえる。



私は女の子と女の子の間からこっそり練習をみる。


バァン!!


黄瀬がダンクを決めると決まって黄色い声が上がり、黄瀬がファンの子に向かって手を振る。



私はバカじゃないから黄瀬がダンクを決めると身を隠す。








そうして部活が終わると黄瀬が部室に入ったのを確認し、下におりる。



どこに置いておこうか…。



「どうかしましたか?」



『!?』


え!?


今どっから声した!?


キョロキョロとあたりを見渡していると…



「こっちです」


黒子くん…だっけ?



もしたしてさっきからいた…?


影薄っ!!!!


『あ…いや、別に…あ!』


そうだ!


黒子くんにTシャツ渡しとくよう頼んどこう!


「?」


『これ黄瀬に渡しといてくれない?』


にっこり微笑んで紙袋を差し出す。



「黄瀬くん、まだ部室にいますよ?呼んできましょうか」



いやそういうことじゃなくて…!


あああ早くしないと黄瀬来ちゃうって!


でも押しつけて逃げるのも相手が黒子くんなら何か心が痛む…



とか言ってる場合じゃない!!



「黒子っちー!何してんスか…って名無しもいるじゃないッスかー!」


はい来ちゃったよー(泣)



「じゃあ黄瀬くんも来たことですし、僕は帰りますね」


「黒子っちお疲れ様ー!」


ええええええええええ!?!?


帰っちゃうのかよ!!
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ