タイトル未定

□Episode 1
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謙「名無しっ!!」



謙也…



「おいっ大丈夫か!返事しろ!」



…いつのまにそこに…。


謙也はしゃがみこんであたしの体をゆする。




『謙也声おっきいわ…大丈夫やから…』


白「…………」



白石もいつのまにかあたしのそばに立っていて。


凄い顔で睨んでいた。



白「退け。謙也」


謙「お…おお…」



白石はいつもはそんなに怒らないからたまに怒ると凄く怖い。



白「……っ血ぃでてるやん…っ」


『あ…ほんまや…えと…ごめん』



目を合わせるのが嫌だったので俯いた。

その瞬間、ふわっと身体が浮くのが感じられた。



『!?』



あたしは白石に抱き上げられ、お姫様だっこという形になっていた。



『ちょ、一人で歩けるって!降ろして!!』



そのまま保険室に連れていかれ、何か大袈裟になってしまった。
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