ワンピース 夢小説
□スモーカー 長編『最後の結末』
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時は流れ――-…
2年の月日が経った。どうやら「麦わら」達も海へ帰って来たらしい。
これからますます海が騒がしくなることだろう。
そんな中、俺は中将へと位があがり、たしぎは大佐へと位を上げていた。
もともと位なんざあまり興味はねぇがもらうもんもらっとかねぇと政府に逆らうことになるだろう。逆らう気もねぇがな。
俺もこの二年のなかで勢いというものが減ってしまったのかもしれないな。
それに位は麦わらを捕まえるのには最適だったりするかもしれない…。
そんなことを考えながら俺は一人、椅子にもたれ新聞を開いていた。
「失礼します。」
「あぁ?」
たしぎがドアをそっと開け俺の方へと歩いてくる。
「スモーカーさん、マイカさんを連れて来ました。」
例の人…、
そいつが来るのは今日だったか…?
今日から俺の部下になる、マイカというやつがたしぎを追うように歩いてくる。
たしぎと同じくらいの場所で立ち止まった。
「初めまして…、マイカと言います。今日という日を楽しみにしておりました。宜しくお願いします。」
「あぁ・・・。」
俺は期待しないような声で返事をした。