☆あの時…
□#01
2ページ/5ページ
〜レンside〜
ドンッ
「「『Σっ!!』」」
すぐさま立ち上がり、
ぶつかってしまった相手に
手を差し出す。
「大丈夫…?」
俺の手を見て
キョトンとしている。
しばらくして、
やっと理解したのか
俺の手を握って立ち上がった。
『あ…
ありがとうございます…////』
照れながら目を逸らす少女。
…よく見たら可愛いじゃないか。
透き通るような白い肌。
風になびいている
栗色の綺麗な髪。
綺麗なエメラルドグリーンの瞳。
なんて言っても全体的に細い!!
…うわぁ〜、
言ってることキモッ…!!
チラッ
あ、今、目線会った!
…っと思ったら顔真っ赤にして
逸らされた。
『あ!』
いきなり声をあげる少女。
「どうしたの〜?」
あ、俺の台詞とるなよリン!!
チラッとこっちを見たリンは、
ニヤッと口角を上げた。
『い、急いでるので
失礼します!』
そういい走り去ろとした。
しかし、一旦足を止め、
『あの…
ありがとうございました(ニコッ』
それだけ言い残し
走り去って行った。
「……レン〜、さっきの子に
惚れたでしょ??w」
「Σなっ!!ちげっ!///」
「どうだか〜…?」
リンは、遅刻するから
学校までかけっこね!
っと言われ、
仕方なく付き合うことにした。
後で怖いからな…。