つよきす愛羅武勇伝

□再会 鉄の風紀委員・鉄乙女!!
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レオSIDE

 走る、疾走する。
本気を出せばもっと凄い速さを出せるが、如何せんカニをつれている以上見捨てるわけにはいかない…………いや、見捨てても良いんだけどそれだと後が厄介になる。
え?何故俺がこんなに急いでいるかって?
決まっている、寝坊して遅刻寸前だからだよぉ!!
俺とカニだけじゃない、スバルとフカヒレもだ(結局いつものメンバー)。
そして…………。
「無情だ……」
「くぅ……見事に校門閉まってるじゃん、こうなると遅刻届貰うしかないんだよね?」
「いや、俺は納得しないぞ、折角頑張って走ったのに、こうなったらフォーメーションで裏側から入ろう!」
 よし、久しぶりにやるか。
校舎の裏側に回り込み外壁の前に立つ。並の人間ならこの高い壁を飛び越えるのは無理。だが俺達は4人で連携すれば簡単だ。
まず俺とスバルをジャンプ台にカニとフカヒレが壁を上る。
続いてスバルが俺をジャンプ台に壁を上り、最後に俺が単独で壁を飛び越える。
コレでも俺は日払いのバイトで軽業をやってたりするので某名無しの少年並に身軽なのだ。
何はともあれコレで全員潜入成功。後はこのまま何食わぬ顔で校舎に入れば万事解決だ。
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