つよきす愛羅武勇伝

□激突!!〜若き獅子の咆哮〜
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レオSIDE

 更衣室で愛用のボクサーパンツとタンクトップに着替え、道場にて乙女さん(こっちは拳法着)と相対する。しかし……。
「何でこうなってんの?」
「私に聞くな」
 周囲にはカニ達+姫、更には館長まで居る。館長は審判を買って出てくれたからいいとして…………。
「うぉおおおお!いつかはやると思ってたけど遂に始まるぜ最強のドリームマッチ!!」
 興奮してはしゃぐカニ、うるさい…………。
「まさかこんなに早くレオがリベンジに挑むなんてな、俺の予想じゃあと1ヶ月ぐらいは掛かると思ってたのに」
「乙女センパイに何処まで持つかしら?」
 姫、俺が負けること前提で考えるなよ。
「いや、レオはああ見えて強いぜ、普段喧嘩なんてしないが見えない所で相当場数踏んでるからな」 皆口々に言いたい事言いやがって。
「では、準備は良いな?」
「いつでも構いません」
「こっちも」
「うむ……ルールを確認しておくぞ、噛み付きと目潰し、急所への集中攻撃は無し、それ以外は特に問題ない」
 そいつは良いお互い全力で闘(や)り合えるってもんだ。
「では…………始め!!」
 館長の怒声と同時に俺達は互いに踏み込んだ。
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