Red Raven
□第一羽 My.
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風が吹く
草と木の葉が揺れる
「あー…いい天気だな〜」
ある町に在る草原に寝転んでいる少女の髪を揺らす。
暖かいなか一陣の風が少し寒く感じさせる
『寝てないで仕事をしてください!』
少女の隣にいた一匹のカラスが少女を叱る
「えーーー?」
『えー?じゃないです!!』
一見その光景はとても尋常ではないが二人は当たり前のように過ごしている。
「あれ?キエじゃん」
「!」
上から声がする、起き上がってみると
そこにはおかっぱの金髪、右目には眼帯をしている少年の姿があった
「久しぶりだね…゛アンディ゛」