宝石箱
□白いワンピース
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早朝からその忙しさは、目まぐるしく
15時を過ぎて、やっと
少し休憩できる時間を貰えた
楽屋に戻り、一息つく
何気なく、バックから携帯を取り出し
チェックする
未登録のアドレスから
メールが届いている
まさか、そう思いながら
メールを見ると
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昨日はありがとう
とても楽しかったわ
高橋真由
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短いメールだった
でも、メールをくれた!
立ち上がって
ガッツポーズをした瞬間
ノックも無しに、剛さんが
扉を開けた
「…」
「何してんの、和也」
「えっ、あっ…てか、ノックぐらいしろよ(汗)」