青い空に届いた白球

□青い空に届いた白球
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いよいよ明日は合宿です!!
ちにみに私ともう1人マネジが入って来てくれました!!

それも、同じ中学だった篠岡千代ちゃんです!!


 『合宿合宿〜♪』


そう言いながら準備をしていると勇人が部屋に入って来た。


栄「名前、シャー芯ちょうだい。」

 『どうぞ〜筆箱から勝手に取ってぇ〜』

栄「ありがと。」


勇人は机の上に置いていた筆箱からシャー芯を取って自分のシャーペンに入れていた。
私はその横で鼻歌を歌いながら着替えなどを詰めていると・・・


栄「そんなに楽しみ?」

 『うんvvだって、みんなが練習してるのずーっと見られるし、最後には試合だよ!!』

栄「名前はホント野球好きだねぇ〜」

 『あたり前でしょぉ!ねぇ〜勇人!!ぜーったい甲子園連れて行ってね!!』

栄「はい!!全力でお兄ちゃん頑張ります!!」

栄「『・・・ぷっ!!あはははは!!!!』」


楽しそうな笑い声が響いた栄口家の夜でした。



*****



田「やっべぇっ!!昨日オナニーすんの忘れた!!」

全「はっ!?」

千「え?何か忘れ物?」

 『ちょっ!!ちっ千代ちゃん・・・!!////』


ちょっと・・・千代ちゃん。
あんな大声で言ったのに聞こえなかったの・・・?!
隣に座ってた私は聞こえちゃったよ?!////


千「買えるものなら今のうちに。」

栄「平気!!」


勇人がそう言うと千代ちゃんは座った。

あのー・・・
そんな平然と座らないで・・・?!


千「名前ちゃん!!大丈夫?!顔真っ赤だよ?!」

 『っ!!////だっ大丈夫だから!!////ねっ?千代ちゃん!!////』

栄「あちゃー・・・名前絶対聞こえてたよ・・・」

泉「田島のアホ。」

水「場をわきまえろよな・・・!!」


そんなことを後ろで言われているなど全く知らない私は赤い顔を元に戻すのに精一杯だった。
そしてやっと落ち着いてきたと思ったら・・・


 『ヤバ・・・気持ち悪くなってきた・・・』

千「えっ・・・?!大丈夫?!」

 『酔い止め・・・飲んだんだけどなぁー・・・』

志「栄口もか?」

栄「えっ?」

志「あぁー妹の方。酔ったみたいだよ。」

栄「えっ・・・名前薬飲んでたくない?」

 『うん・・・飲んだ・・・』

阿「名前。後ろあいてるぜ。」

志「横になってたら楽になるかもよ。」


私はお言葉に甘えて後ろに行った。
勇人も心配して後ろに来てくれた。

そうして、座ったまま体を横に倒し頭を勇人の膝の上に乗せて、俗に言う膝枕をしてもらった。
それが心地よくて知らぬ間に眠りについていた。


水「なぁー栄口って名前ちゃんと喧嘩するの?」

栄「あんまりしないなぁ〜」

阿「しても負けるもんな。」

栄「そうじゃないって!!」

全「あはははは!!!!」






<続>
 

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