青い空に届いた白球

□青い空に届いた白球
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私達は無事に合宿所に着き、それぞれ掃除をした。
そして、阿部君と三橋君は別メニューで他のメンバーと私は山菜取りに行くことになった。


田「うぉー!!何かいっぱいある!!早く行こうぜ!!名前!!」

 『うわっ!ちょっ!!田島君!?』


田島君は私の手を掴んで、ものすごい勢いで走り出した。
私はびっくりしたけど何とか着いて行った。


田「なぁー!このキノコ食えるかなぁー?」

 『何かそれ危なくない?!』

田「そうかなぁー?」
 
 『うん!やめた方がいいよ!!』

田「名前がそう言うならやめよ!!」


そう言うと田島君はまた他のを見つけたのか走り出してしまった。
その時、落ち葉で足を滑らせてこけそうになった。
私は反射的に田島君の手を掴んだけど、女の私が支えられる訳もなく2人で転んでしまった。


 『いたたぁー』

田「いってぇー」

 『田島君!!大丈夫?!手とか足とか痛めて泣い?!』

田「おう!!全然大丈夫!!名前は?」

 『私も大丈夫だよ〜』

泉「何やってんの。お前ら・・・;;」

田「『ぷっ!!あはははは!!!!』」


泉君のツッコミに顔を見合わせた私と田島君は笑ってしまった。
そんな様子を周りのみんなは少し呆れた感じで苦笑いしながら見ていたのでした。



*****



田「いっこ食っちゃお!!」



バシッ!!



志「つまみ食い禁止で!!」

田「ハシ上手ー!!」


山菜取りから帰った私たちは、夕食の準備をみんなでしている。
すると、志賀先生の脳内ホルモン講座が始まった。

その間に三橋君と阿部君が帰って来て、話が終わりそれぞれ夕食を食べるために席についた。


志「うまそう!!」

全「う・・・うまそう・・・!!」

志「うまそう!!」

全「うまそう!!!!」

監「いただきます!!」

全「いただきますっ!!」


みんなは凄い勢いでご飯を食べだした。
千代ちゃんと私はそれに圧倒されただ黙って見ていた・・・



*****



 『あっ!!私勇人にウォークマン預けたままだ。』

千「そうなに?早くしないとみんな寝ちゃうんじゃない?」

 『そうだよね。私取ってくるね!!』

千「うん!!行ってらっしゃい♪」

 『行ってきまぁ〜す♪』


そうして私は男子部屋へと向かったのでした。






<続>
 

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