私のすべてがあなたでした

□私のすべてがあなたでした
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あれから私は家に帰り、とりあえず頭を整理した。

とにかく結論から・・・

私は異世界トリップをしてきました!
スラダンの世界に!!

自分の家ごとトリップしてきたってわけか・・・
こういう時、1人暮らしでよかったとつくづく思う今日この頃。


 『とりあえず明日転入届け出さなくちゃ。』


そんなこんなで次の日、色々な手続きを済ませ湘北高校に転入することになった。
学力テストにも何とか合格した。

制服はとりあえずできあがるまで私服でいいと言われたけれど、1人だけ私服ってのも気恥ずかしいと話したら、サンプルで置いてあるという制服を貸してもらうことになった。



*****


 『うぅ・・・緊張するぅ・・・』


次の日の朝、私は湘北高校に登校し職員室に行くと担任であろう先生と挨拶をした。
そして、私のクラスは7組だと言われHRの時間になり教室まで行った。

今は先生のお呼びがかかるのを待っている最中なのだが・・・

もうダメ;;
先生早くしてぇーー><


先「苗字!入ってこい!」

 『はっはい!』


みっみんながこっち見てるよぉ;;
そりゃそうか・・・

でもこういう場面初めてだからホント緊張する;;
昔ちょっと転校生に憧れたことあったけど、今になるとそんなことに憧れてた頃の自分の心境が意味分かんないよ・・・


花「あっ!!名前さん!!」

 『えっ・・・?あっ!花道君!!』

洋「何だ花道知り合いか?」


あっ。
洋平君だ・・・

実物はやっぱ迫力あるし、こうやって見るとかっこいぃなぁ〜

って!!
そうじゃなくて!!

花道君と知り合いって分かった瞬間みんなからの視線がもっときつくなったではないか・・・
そりゃぁー
転校初日の奴が不良って呼ばれてる花道君と知り合いとかびっくりするよね;;

でも花道君はいい子だぞ!!


 『えーっと・・・苗字名前です!!みなさんと1日でも早く仲良くなりたいのでよろしくお願いしますvv』


花道君のおかげで少し緊張が溶けた私は何とか笑顔で自己紹介をすることができた。
みんなもさっきまでの視線とは裏腹にニコニコしながらよろしくって言ってくれている。

よしっ!
出だしは好調♪


花「名前さん!」

 『あっ!花道君!』

花「家の学校に転校してくる予定だったんですね!」

 『うっうん!まぁね!』


休み時間、花道君はすぐに私の所に来て話しかけてくれた。
もちろん洋平君たち花道軍団と呼ばれているみんなも一緒に来てくれた。

みんなは思っていたよりずっとずっと元気で優しくていい人たちばっかりだった。


洋「名前ちゃんはもともとどこ出身?」

 『とっ東京だよ!』

洋「そうなんだ!」

 『うん。』


いいよね。
もともとホントに東京だったし。
いいよね!!←

とか何とかしながらみんなでワイワイ騒いだり授業を受けたりしていると、早いもので昼休みになった。
私は花道君に一緒に食べていいか聞きに行こうとしたけれど、その前にみんなの方から来てくれた。


 『みんなわざわざありがとう!』

花「名前さんのためなら何なりと!」

洋「なーに調子いいこと言ってんだよ。」
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