私のすべてがあなたでした

□私のすべてがあなたでした
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今日はこっちに来てからの初めての日曜日。
バスケ部も珍しく休みみたいで学校に行く必要もなく、1人でブラブラしている最中です!


 『可愛い服がいっぱいだぁ〜!欲しいなぁ〜』


ショーウィンドウに飾られた服を見ながら歩いていると、前を見慣れた集団が歩いていた。


 『み〜んな♪』

花「名前さん!!」

洋「どうも!」

楠「名前ちゃん今日も可愛いねぇ〜」

 『ははっ!何言ってんの大楠君!』


事情を聞くとみんなでパチンコに行ったのだが結局未成年だということがバレて追い出され、暇をしていたみたいだった。
それからは私も仲間に入れてもらいみんなでブラブラすることにした。

もうホントにみんな楽しくて笑いの耐えない時間だった。


 『あっ、あの後ろ姿は・・・』

花「どうしたんすか?名前さん?」


私はスキップをしたい衝動を抑えできる限り平常心で静かにその人物に近づいた。


 『リョータ先輩♪』

リ「っ!!名前ちゃん!!びっくりした〜!」

 『ははっ!ごめんなさい!』

リ「1人で何してんの?」

 『1人じゃないですよ〜』

花「よぉ!りょーちん!」

リ「何だ桜木軍団と一緒だったのか。」

高「何だとは失礼だな〜りょーちん!」

リ「お前まで気安くりょーちんって言ってんじゃねぇー!」

 『クスクス。』

リ「名前ちゃんも何笑ってんの!」

 『ははっ!だって面白いだもん!』


本当にこのメンバーは面白い。
いつ一緒にいても笑いが耐えないもんね!

ていうか、学校も部活も休みの日にリョータ先輩に会えるなんてもう最高なんですけど!!
もう、私テンションMAXです☆


 『そうだ!せっかくだから三井先輩も呼んでどっか行きません?』

リ「おっ!いいね!」

花「ゴリたちは?どうするんすか?名前さん。」

 『キャプテンと小暮先輩は今日はせっかくの休みだから勉強するって言ってたよ;;』

洋「せっかくの休みなんだから遊ぼうぜ〜?ゴリ、めがね君。」

 『2人共受験生だからねぇー』

リ「三井さんは論外だけどな!」

 『三井先輩が勉強してたら明日地球滅亡ですよ!!』

リ「ははっ!名前ちゃんそれ言い過ぎ!!」


リョータ先輩は何をそんなに受けたのかお腹を抱えて笑ってる。
まぁ、リョータ先輩に受けたのならこれ以上に嬉しいことないけどね!

リョータ先輩たちが隣で笑っている間に私は三井先輩に電話をかけた。
実は私、転校してから今日までの1週間の間にバスケ部みんなのメアドと番号ゲットしたのですよ!!

そう。
もちろんリョータ先輩のは1番にゲットしちゃいましたぁ〜〜♪


三“何だ?名前。”

 『あれ?よく私って分かりましたね。』

三“携帯は名前出るだろーが。”

 『あっ、登録してくれてたんですか?』

三“登録しなくてもいいのか?(ニヤリ)”

 『別にどっちでも構いませんよ〜^^』

三“可愛くねぇー奴だな。”

 『そんなこと知ってます!それより三井先輩!』

三“何だよ。”

 『今日どうせ暇してますよね?○○駅前に来てください。みんな待ってるんで!あっ!拒否権はないですからねvvじゃっ♪』

三“おいっ!ちょっ!”



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