この思いよ永遠に
□この思いよ永遠に
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あれからどれくらい泣いただろう・・・
体中の水分がなくなるんじゃないかってくらい泣いた。
『すみません。三井先輩』
三「気にすんな。」
三井先輩は何も聞かなかった。
きっと分かってるんだ・・・
『私・・・戻りますね。』
三「苗字。」
『はい?』
三「もっと自分に自信持て。」
『ありがとうございます。』
そう言い残し教室に戻った。
先生がすぐに来て授業が始まった。
休み時間のたびに、教室を出て女子トイレに隠れたりしてたからリョータと喋ることもなかった。
リ「名前。」
『っ!!ごめん!練習すぐ行くから。』
リ「待てよ。」
すぐ教室を出ようとしたら、リョータに腕を掴まれた。
心臓が激しく鳴り出した・・・
リョータに触られるなんて初めてじゃないのに・・・
『離して。』
リ「名前がオレの質問に答えてくれたらな。」
分かってる・・・
リョータが何を聞くかなんて。