Short dream

□幼馴染≠ライバル
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 『佳主馬!!!!』

佳「っ?!」


朝教室に登校して来るやすぐに僕の名前を叫ぶ幼馴染の苗字名前。
さすがの僕でもちょっと驚いた・・・


佳「何。朝っぱらから。」

 『これどういうことよ!!』

佳「えっ?何が・・・」


名前が僕に見せて来た物とは、どこの掲示板から取って来たのか、テストの順位を書いた紙だった。


佳「どこの掲示板から剥がして来たの。また貼り直しときなよ。」

 『そんなことどうでもいいの!!』

佳「いやよくないから・・・」

 『何で佳主馬がまた1番なの?!おかしくない?!いっつもいっつもいーっつも!!OZばっかしてる佳主馬が・・・こんな理不尽なことってある!!?!?』

先「こら!!苗字!!またお前か!!掲示板の順位票剥がしたのは!!」


ほーら。
言わんこっちゃない・・・

だから、早く貼り直せって言ったのに。
僕しーらない。


 『だって!!先生!!私と佳主馬、たったの2点差・・・この2点は何?!』

先「実力だな。」


先生はそう一言言い残し、名前から順位票を取って、教室から出て行った。


 『佳主馬のバカ!!嫌い!!』

佳「えっ?ちょっ!名前?」


目に涙をいっぱい溜めて、名前が教室から出て行ってしまった。
居間までテストのたびにこういう出来事はあった。

でも、あんな名前の顔を見たのは初めてだった。



*****



 『また佳主馬に勝てなかった・・・』
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