short//鋼

□誰かのために
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「…………あぁ。」

優しく頭を撫でると、リーシャは頷いて走り出した。

「負けらんねぇ…」

エドワードは彼女の背中を見送った後、アルフォンスを探すために走った。

雨はまだ止みそうにない。









『エド…アル……
必ず帰ってきてね。』


誰かのために流した涙は
降り続く雨と共に地表を濡らした。

戦いは、まだ終わらない。


_____________FIN.
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