キオク
□記憶の代償
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「みょうじさん!!」
「なまえ!!」
「なまえちゃん!!」
「みょうじ・・・!!」
みんないる・・・。
赤司くんと敦以外。
なんで?
「なまえっちー!よかったっス・・・。」
「みょうじさん、どうして僕たちがいるのかわかりますか?」
私は首を横に振る。
すると青峰くんが私に言う。
「なまえ、もうアルバム持ってくわ。」
「!?」
「お前、無茶しねーってテツに言ったんだろ?それなのに無茶しやがって・・・1週間も意識戻ってなかったんだぞ!?」
1週間?
嘘・・・そんなに?
そりゃ、青峰くんに怒られるのも当然だ。
でも・・・でも思い出さないと。
そう思って青峰くんが持っているアルバムに手を伸ばす。
だが、その手も・・・黄瀬くんにつかまれてしまった。